体の芯から暖まるお風呂

2016年12月07日[更新]

お歳暮のリンゴを配りながら、工事させて頂いたお客様宅を回っていると、浴室工事をさせて頂いた方が必ずと言って良いほど仰られるのが「お風呂が温泉みたいに暖かくて、体がポカポカに暖まる」「温泉に行く必要性を感じなくなった」という事です。この言葉は単に「寒くなくなった」という事とは、次元の違う効果だと思われます。

確かに「温泉は体の芯から温まる」という事はよく言われて来てましたが、私が心掛けている「断熱性能の高いユニットバス」でも同じ言葉が返って来ています。私は今まで「温泉の成分が体を温めているんだ」と考えていましたが、どうもそれは違う様です。

これが、私の工事したユニットバス。

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そしてこちらが、別府のポカポカに温まる温泉です。

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体をポカポカに温かくする、両者の共通点を考えてみた結論ですが、恐らく「浴槽内だけでなく、壁・床・天井が温かいから」ではないかという仮説を立ててみました。温泉は常に蒸気が立ちこめて壁や天井を温めているし、(特に別府では)床にも大量のお湯が流れて床を温めているからです。

という事で、私が賃貸で借りているアパートの寒いユニットバスの壁・床・天井に熱いお湯を当てて温めて実験検証してみたところ、同じように体が温まったんです。

従いまして壁・床・天井の『輻射熱効果』が体をポカポカにしている、というのが私の至った結論です。断熱性能の高いユニットバスでは熱が逃げないため、浴槽の蒸気や掛かり湯だけでも壁・床・天井が温かくなりますので、温泉と同じような輻射熱効果が得られるんだと思います。私もここまで考えて断熱性能を上げて来た訳ではないのですが、お客様の声を聴く事で、その効用を知る事が出来ました。

今週から、大分でもかなり冷え込む日が増えて来ました。これから断熱性能の高いユニットバスが最大限の効果を発揮する季節に入って来ますので、工事をさせて頂いたお客様には継続して、ご使用後の声を確認して参りたいと思います。

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