土台交換

2016年06月29日[更新]

今日のリフォーム打ち合わせで、お客様から「うちの床下は、相当湿気が多いんですが、今まで何も手を付けてないので、かなり傷んでると思います。建て替えしなくて大丈夫でしょうか?」とご相談を受けました。私のモットーは「今、壊れていなければ、どんなに傷みや歪みがあっても必ず直せます」という事ですので、何とかします。(勿論、新築を希望される方には、建て替えのオススメもします)

私がこれほど断言出来るのは、大変な現場でも断る事無く、問題解決して来たからではないかと思います。例えば、床下の湿気で一番大変だった現場は、こんな感じでした。束が完全に虫に喰われて、穴が開いてしまってます。

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土台も、腐ってしまって、完全に落ちてました。

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それを、このように土台換えしました。

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これで、完成です。

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以上が、土台交換のパターンですが、家が傾いて土台の隙間が一定でなかった場合は、このように隙間に合わせた調整土台を入れる事もあります。これにはかなり高度な大工の技術が必要です。(下の写真の右側に行くに従って、土台が狭くなっています)

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こういう難しい現場を確実にこなしていけたのは、腕のいい大工さんが真剣に協力してくれるからです。施工する全員が、お客様の事を考えて協力していく現場作りをしていると、全員がものすごい力を発揮して、思いもしなかったような高い成果を出すものです。

今回のお客様宅も、ひょっとしたら私も経験した事の無いような事態に出くわすかも知れませんが、そういう事も楽しみながら進めていきたいと思います。難しい現場をこなしていくほど、自分自身の力量アップになりますので、またいい経験が出来るかも知れません。この工事も、まだ決定した訳ではありませんので「自分の力量アップのためにも、是非、難しい現場をやらせて下さい」という気持ちで取り組んで参りたいと思います。

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