大分で仕事が出来る喜び

2016年04月28日[更新]

私は大分県宇佐市出身ですが、宇佐高校を卒業してから大阪の大学に進学し、TOTO㈱に就職(勤務地は、北九州と東京)して、21年間勤めたTOTO㈱を退社してからも愛知県・福島県の会社で仕事をしていましたから、約26年もの間、大分県を離れていた事になります。

そんな私が、縁あって大分に戻ってから、色んな感動を抱きながら日々過ごしているんです。例えば、次のような場面を見て、大分県にお住まいの方々は、何か感じられますか?

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これらは全て、日常的に眼にする大分での風景の一つなんですが、長い間、大分を離れていた私にとっては、上記写真のような風景の中で仕事が出来る事に、大きな喜びを感じるようになったんです。10年以上前には、そういった感情は沸きませんでしたが、これは率直な気持ちです。

「そんな私に、一体、大分でどういう事が出来るのか?」と考えた場合、これまでに勤めて来た大きな組織や他地域での経験を持ち込んで、大分流にカスタマイズする事によって、本業である住まいに関するリフォーム業に活かせるのではないかという事を日々考えさせられています。

私が大分に戻って来る直前の3年間、福島県で仕事をする機会を得て、東日本大震災にも遭遇しました。そしてこの時、震度6強の甚大な被害を受けた地域で3年間、震災復興の取り組みをする機会に恵まれたんです。全壊判定を受けた家も、施主様・職人さん達と協力して、直してきました。そして今、熊本県と大分県は、毎日続く地震で、多くの方々が苦しまれています。

実は今日も、九重町と湯布院町で震災で被害に遭われた方のお宅を訪問して、調査の上、必要な対応を行って、今後の対応についての提案をさせて頂いた訳ですが、福島で対応して来た事が、そのまま活かされています。通常の建築の仕事でも「壊れかけている建物を直す」という事は、教科書にも書いてませんから、経験から学ぶしかありません。私は、復興工事のアフターフォローもさせて頂いてましたので、うまくいく方法と、結果として失敗する事も学んで来ました。今回の大分の震災対応では、まさにこの経験が活きて来ると実感しています。

という事で、明日以降も暫くの間、震災に絡めた内容をアップさせて頂きます。

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