現場での問題解決

2016年10月31日[更新]

リフォーム・リノベーション工事を行っていると、予測していなかった事態は、多かれ少なかれ必ずと言っていいほど発生します。特に大規模なリノベーション工事になって来ると、深刻な事態に直面する事もあります。私もそういう場面に何度も遭遇していますが、こういう時に大切な事は、①諦めない気持ちを持つ②関係者全員が協力して意見を出し合って解決策を模索する③そしてその結果を即座に行動に移す、という事ではないかと思います。

今回着手したリノベーション工事でも、工事開始前に想定していた通りだった箇所が大部分なのですが、私も経験した事の無い問題点がいくつか発見されました。こういう時に力を発揮するのが私達の設計・職人集団です。私が声掛けさせて頂いたら、午後の時間に合わせて、他現場の調整をして関係者が集まってくれました。

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集まったのは、設計士・大工の棟梁・解体屋さん・基礎屋さんの各職種です。これだけの複数職種のプロが集まって工事現場で見直しも含めた対応策を検討すれば、必ず問題解決は出来ます。

今回も、早々に図面の見直しと補強方法の追加が決まりました。そして打ち合わせが終わったら、その時点から即行動開始です。スケジュールは待ってくれません。これ以外の職種の方々に徹底するのは、私の役割です。

今回も、工事を開始していきなり修羅場を迎えましたが、打ち合わせ終了後には「これならいける」という確信を全員で持てましたし、異なる職種間での役割分担も再確認出来ました。また一つ、難しい課題をクリア出来そうで、私達にも力が付いて来ます。結局、仕事というのはこういう事の繰り返しであり、発生した問題を積極的に解決しようとする人にしか、実力は備わって来ないんだと改めて感じました。

そして問題解決力は、各分野のプロが協力して動く事でしか生まれて来ないんだと思います。バラバラでやってもうまくいくのは単純繰り返し作業であり、リフォームのようなカスタマイズが当たり前の仕事では、協力し合っていく事は、何よりも大切だと改めて感じました。そうしていると、仕事も楽しみになって来て、全てがいい方向に回り始めますね。明日の現場も、楽しみです。

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