直せない家は無い

2016年05月01日[更新]

4月14日の緊急地震速報が鳴ってから2週間以上が経過しましたが、今でも数多くの余震が続いています。私もこの数日間、湯布院・別府・九重といった被害の多かった地域を回り、閉まらなくなっていたサッシを直したりしていました。

避難所で生活されている方々の多くは「家に戻って住み続けられるんだろうか?」という不安を持たれているようですが、福島県で3年間に渡って震災復旧工事を手掛けて来た私が見たところ「大分県内に関しては、今のところ、直すのが難しいほどの被害には至っていない」というのが実感です。余震が収まって来たら「住宅応急修理をすれば住み続けられる方がほとんど」ですので、ご安心下さい。

それよりも心配になって来るのが、被災住宅を直した経験がない業者の方々が「壊すしかない」「サッシを外して入れ替えるしかない」といった答えを安易に出して、必要以上に高額な工事を行うようになってしまう事です。

既に倒壊してしまった家は、致し方ないとしても「直せない家は無い」という事は断言出来ます。

「瓦が落ちた」「外壁のモルタルが落ちた」「屋内の壁にクラックが多数、入っている」といった程度では、家は倒壊したりしません。簡単に直せます。見た目の被害の大きさで、惑わされないで下さい。

ご参考までに、私が福島県で直して来た家の、震災後の写真をいくつか添付します。これほどの被害に遭った家でも、直して来てるんです。「うちは、これほどの被害ではない」という方は、必ず直せるという事です。希望を持ちましょう。

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直せない家は無い」への2件のフィードバック

  1. 小窪貴志

    東日本大震災で経験された事が、今回いかされる時ですね。不安な毎日を過ごされている方々へ、寄り沿い力になって頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。

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    1. ㈱ホームチーム㈱ホームチーム 投稿作成者

      今のところ、大分はそれほど大きな被害ではないのですが、これから大きな地震が来たとしたら、福島で貴志さんと一緒に改修工事してきた経験が活きて来ます。準備は万端、整えておきます。

      返信

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