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手作り感あるリフォーム

2018年01月05日[更新]

新築と違い、リフォームではお客様のご要望が具体的で多種多様です。一人一人、好みも違うし、いかに異なる好みをカスタマイズ出来るかが、リフォームにおいては大変重要になって来ます。今回も、たった一つのここにしかないリフォームが完成しましたので、一部について、ご紹介させて頂きます。

あえて、工事前の写真は掲載しませんが、ごく普通のモノでした。しかし洗面所は、標準品を組み合わせただけではあり得ない、こんな感じに仕上がりました。

洗面ボールは標準品ですが、下部収納は取り去って無垢材で作り付け収納にしています。照明は、女優ライトで、壁は湯布珪藻土のサンイエロー(特別色)です。

正面の鏡も、裏側は収納になっています。

下部収納は、両サイドにピッタリ納まり、置くモノの高さに合わせて設置出来る可動棚になっています。タオル掛けは奥様が選んで来たものを設置し、無垢材には自然塗料のオスモで塗装しています。

上部収納も、無垢材にオスモ塗装し、奥様の身長に合わせた高さと、収納するカゴに合わせた幅にしています。

収納も壁の色も全て、奥様と弊社の女性スタッフと職人とで相談しながら作り上げた洗面台が出来上がりました。

こうなって来ると、1階トイレも徹底的にカスタマイズして作り上げました。特に拘ったのが手洗器とカウンターで、床のクッションフロアも、奥様好みのデザインです。

ここもベッセル手洗器の周りは、無垢材の収納とカウンターになっています。収納の取っ手は、奥様が選んでこられた可愛らしいデザインのもので、壁はここもサンイエローの湯布珪藻土です。

手洗器廻りをアップで見ると、こんな感じです。

上の方に眼をやると、下の写真の様になっています。タオル掛けは勿論、奥様が選ばれた可愛らしいデザインのものです。

ペーパーホルダーも、奥様がレトロ感あるデザインのものを選んで下さいました。壁は、湯布珪藻土のバーガンディー(特別色)です。

いかがでしょうか?1階トイレだけでも、いかに手を掛けてカスタマイズしたものかがお分かり頂けるのではないでしょうか?

2階トイレは、あえて珪藻土は使用せず、クッションフロアとクロスのデザインで、違いを出したものになりました。

こうなって来ると、追加の収納まで作ってしまいました。取っ手は奥様が選んで来られたものです。

扉を開けると、内部は可動棚になっています。

キッチンは大きく手を入れてないものの、既設の収納キャビネットにダイノックシートを張って、奥様好みのネイビー色に仕上げました。

キッチン自体はクリナップ製のラクエラで、統一感ある色合いに仕上がっています。

リフォーム業をやってると、手の掛かる事が多くて大変だという方が多いのですが、お客様満足を中心に置くと、どうしてもこういった手の掛かる工事になって来ます。こういう事を楽しみながら工事が出来る人達で集まっていると、結果が出て来るので、その雰囲気がたまらなく楽しい空間だといつも感じます。やはり、手作り感あるリフォームこそ、我々の仕事の醍醐味だと感じます。