リフォーム

<金池>雨排水

  • 施工日20160211
  • 施工期間2016/02/11
  • 商品名塩ビ VP管

リフォーム工事と言えば、どうしても建物の内部や外観が重視されがちですが、長く安心して住み続けるには、雨排水をキッチリとる事は大変重要です。雨水が、全体に均等に浸み込んでいくのは良いのですが、雨樋から地面に垂れ流しにしておくと、屋根の雨を1箇所に集める事になるため、そこが軟弱地盤化し、普段から家が傾くだけでなく、地震が来た時には液状化現象が起こって家が壊滅的な被害を受ける事にも成りかねません。私は、福島県でそういう現場を数多く見て参りました。

金池の家も、雨樋から垂れ流しになってましたので、既に一部で地盤沈下が進行していました。

今回工事の際、道路の側溝に排水する事で、雨排水の問題を解決しました。

BEFORE
トラックの左下部分が沈んでいます。これは、雨排水の垂れ流しによって沈下したものです。
AFTER
インターブロックの下に配管し、道路脇の側溝に排水しました。

プロセス

DSCN2760

インターブロックを外し、雨樋から道路脇の側溝まで配管の穴を掘ります。

DSCN2780

このように、塩ビVP管を配管します。

DSCN2936

もう1箇所、南東隅で垂れ流しになっていた雨樋は、見えない場所でしたので露出配管しました。

DSCN3119

雨の日に確認したら、このように順調に排水されていました。

インターブロックの下に配管した側も同様に、順調に排水されてましたが、蓋の奥に排水されてましたので、写真にうまく写りませんでしたが、狙い通りになってる事を確認しました。

「雨排水をキッチリとる」という事は、東日本大震災から学んだ貴重な教訓です。