ちょうど一年前、大分では初めて、行政とマスコミを巻き込んだ形でリフォーム博が開催されました。そして今年も「耐震リフォーム博」という名称で、10月1~2日の土日に、大分駅上野の森口で開催される運びとなりました。
私も、4番の日本ハウジングのブースで対応させて頂く事になります。
今回「耐震リフォーム博」という名称になったのは申し上げるまでもなく、今年の4月14日と16日に発生した地震を受けての事です。被害の大きかった別府・湯布院・庄内町では、今でも屋根にブルーシートが掛かったままのお宅があります。
福島で東日本大震災を経験し、復興工事に携わって来た私には、もし南海トラフ地震が来たら、地盤の液状化が広がり、家が傾く被害が相当出るだろうと想像出来ます。公的な補助金制度では、耐震基準をベースに判断されますが、実際に地震が来た時に受ける被害は、少し違った側面が影響して来ます。そういう事を実地で体験している私は、リフォーム工事の際には耐震基準とは別に、現実問題として考えられる減災対策を講じています。
こういう話しは、私から積極的に申し上げる訳にはいかないのですが、質問を受けた際には現実に即した減災対策のお話しをさせて頂くつもりです。
先日、大分市役所でお話しを聞いてみたら、大分市の耐震補助金(最大80万円まで)の枠がまだ残っているそうで、地震に対する意識はあっても、実際の耐震工事の実施はあまり進んでいない様です。そういう現実を考えると、私達から積極的に投げ掛けて、住まいの耐震化を進めていく必要があるように思います。
地震は、ある日、突然やって来るものですから、出来得る範囲での減災対策は行っておく必要があります。今度のイベントは、ちょうどいい機会だと思いますので、出来得る限り、質問にお答えさせて頂こうと思います。