私は東日本大震災で「タンスや冷蔵庫のような大きくて重いものがいかに危険か」という事を身を持って体験しましたので、リノベーション工事の際は、出来るだけ作り付け収納にする事をオススメしています。例えば、ちょうど完成したばかりの現場では、こんな玄関収納にしています。
下の写真が、閉めた状態です。
全開にすると、こうなります。
左側が片開きで下が傘立て、右側が折戸になっています。棚も全て可動式です。扉を片方ずつ閉めるとこんな感じになります。
これだと、大震災の時にも倒れて来る危険性がほとんど無く安心で、デザイン的にもスッキリしてると思います。
そもそも、弊社が採用してるような湯布珪藻土と大分産の杉床・七島藺(畳表)には、杉の建具がピッタリ来るんですよね?メーカーの既製品ともそれほど値段が変わらないし、お客様も大変喜ばれてますので、少しだけご紹介させて頂きます。
壁と天井の湯布珪藻土によって湿度が常時50%程度に維持され、空気も浄化された空間にいるととても心地良いんです。特に今は、花粉やPM2.5が大量に飛散してますので、こういう屋内で閉め切った暮らしをすると、エネルギー使用も最小限に出来るし、大変快適に過ごせます。
これからも、こういった住まいをドンドン提案していく必要性を感じます。