私の生まれ故郷宇佐は「唐揚げ専門店発祥の地」として有名になりました。私が高校生まで過ごしていた時は、何とも思っていませんでしたが、大分県外に出てみると「大分県人ほど唐揚げをたくさん食べる県民は他に無い」という事を実感します。他地域との比較は別の機会に譲るとして、今日は「宇佐の唐揚げ専門店発祥の店」をご紹介致します。
国道10号線の四日市交差点を門前町方面に曲がって、トキハの前にありますこの看板の店が、唐揚げ専門店発祥の店:天下とり(来々軒)さんです。
お店の横には、石碑も立ってますから、間違いありません。
創業者は、この店のオーナー:福田さんですが、今は息子さんに代を譲っているようです。奥様は今でも、お店でバリバリ働かれてます。
宇佐唐揚げ専門店と言えば、通常は夕方からオープンして持ち帰り専門なんですけど、来々軒さんはご自宅を改装し、今では持ち帰りと食堂の両方を経営されています。ここでのオススメメニューは、この唐揚げ定食です。
大分県外の方がこの唐揚げを食べたら「こんな美味しい唐揚げ、食べた事無い!」と驚かれると思いますよ。私がお連れした県外の方は、皆さん、そういう反応でした。あまり油っぽくも感じないんです。店長の福田さんにコダワリのポイントを聞いた事があるのですが、水・塩・鶏・片栗粉・油等、全て徹底的に研究し尽くしていて、全くの妥協を許さない姿勢で臨まれてます。宇佐の唐揚げ専門店は、全ての店でオリジナルな味付けをしているのですが、聞くところによると「魔法の粉」というものもあるそうなんです。しかし今のところは、この事については謎です。
2014年の夏に公開された映画:カラアゲ☆USAの中で、主人公(高橋愛さん)がこだわっていた油の温度:172℃というのは、福田さんの技術指導によるもののようです。「油は172℃やけん!」というのが、有名な言葉になりました。という事は、10℃刻みのIHでは、本当の味は出せないという事ですね。料理の奥深さを感じます。
来々軒さんには、他のメニューも色々あるのですが、語ると切りがないので、この辺にしときます。
宇佐のキャラクター:USAカラちゃんの写真も、アップしておきます。
USAカラちゃんには、宇佐のイベントで、お目にかかるかも知れません。