本ブログに、以前掲載しました通り、「住まいと電気10月号」に記事を寄稿させて頂く事になり、原稿を作成しました。そこには、私が福島県で東日本大震災で被害を受けられた被災住宅を直していった時の内容や写真も掲載させて頂きますので、ご本人様へ原稿をお送りし、確認を取っておりました。そして今日、嬉しいお便りが届きました。
お便りの送り主でありますI様は、お住まいのご自宅だけでなく、白河市のご実家、そして知人のご紹介など、お仕事で大変お世話になった方です。今でも、傾いた家が再沈下していないか、定期的にチェックをさせて頂いてますし、公私に渡ってお世話になり続けている方です。因みに、I様邸の罹災判定は「大規模半壊」でした。
そのI様から「安部さんの文章を読んで、共感するところがたくさんありました」「安部さんの主張が実感として感じられます」といった内容に関する事にとどまらず、「地震の後、様々な方の手入れによって、かえって前よりも愛着が沸いてきたように思います。まさに『災い転じて福となす』でした。」という、復興工事に携わって来た私としては、これ以上ない、嬉しいお言葉を頂きました。
震災後は、被災地の全員が「心も体もズタズタの状態」だったし、復興工事でも突発的な費用が掛かって皆さん大変だったのですが、震災から5年以上経過した今になっても、このようなお言葉を頂ける事が、何よりも励みになります。
そして最後に「どうかそちらでも、地域の方々のために活躍して頂きたいと思います」と結ばれています。I様の期待にも応えられるよう取り組んで参りたいと、改めて身の引き締まる思いがしています。I様からのお便りは、私の宝物とさせて頂きます。