大分県内の各市で積極的に推進している平成28年度 耐震補助金(耐震診断を行った上で耐震工事を実施した場合、対象工事の3分の2、上限金額が80万円までの補助金が受けられるという制度)の申請状況が、今朝の大分合同新聞に掲載されていました。
記事によりますと、診断・改修工事とも前年度の実績を大きく上回っているそうです。
大分県内全体では、診断:36件→221件、改修工事:41件→129件、ですので、どちらも大きく前年を上回っています。
特筆すべき点は、昨年4月に大きな地震に見舞われた別府市が、大分市の2倍以上の耐震診断を実施しているという点です。そして記事にはあえて書かれていませんでしたが、改修工事についても、実は別府市は予算枠を越える申請があったため、42件で打ち切られているんです。私も別府市で1件、申し込みに行ったのですが、予算枠一杯という事で、翌年再申請するように指導を受けました。もし予算枠が無かったら、別府市の改修工事は、もっと多かったはずです。
別府市が突出している理由は実際に地震被害に遭ったからです。大分市は隣りなんですが、まだ「大丈夫だろう」という気持ちがある様で、あまり積極的には動いていない様です。
私は明日からも1件、耐震改修工事に入りますので、工事完了の締め切り(2月末報告書提出)に間に合うよう、頑張りたいと思います。
実を申し上げますと、この制度は私達リフォーム会社としては、手が掛かるだけで「あまりやりたくない」というのが本音なんです。しかし、南海トラフ大地震が予想されているし、耐震性の高い住宅が1軒でも増える事が望ましい訳ですから、面倒臭いなんて言わずに、少しでも実績が上がるように頑張りたいと思います。