七島藺(しっとうい)は手作り

2016年11月18日[更新]

今年7月20日の私のブログでもご紹介させて頂きましたが、世界農業遺産に指定されたものの、大分県国東半島の10軒程度しか生産農家が残っていない畳表の七島藺(しっとうい)。ホームチームや日本ハウジングの家作りで積極的に採用させて頂いてますが、生産過程で大変な手間暇を掛けている事もあり、中々、若い人達が集まらないというのが現状です。

七島藺の特徴は、次の3つだと私は認識しています。

丈夫で、ささくれる事がほとんど無い。(昭和39年の東京オリンピックの際、柔道畳として使用されたそうです)

香りが良い。和室の雰囲気にもピッタリ。

湿気の調整をしてくれる。(調湿能力という点では、湯布珪藻土には及びませんが)

以上の通りですが、何と言っても「気持ちいい」という体感が一番です。金池モデルハウスの和室は湯布珪藻土と七島藺なので、ここにいるとついウトウト、しかもグッスリ眠ってしまうんです。

まず、七島藺がどういう所で栽培されているかと申しますと、こんな場所です。栽培に適した土にするためにも、数年掛かるそうです。

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そして次の写真の様に、一本ずつ機織り機で織り上げていく、非常に根気のいる作業なんです。

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上記①~③のようなメリットがあるだけでなく、手間暇かけた作業工程を知ってる私は、大分県や日本の産業振興のためにも、何とかこの普及に努めて参りたいと考えています。

大分県外からお越しの方は、大分空港の2階にも展示コーナーが常設されてますので、機会があれば、覗いてみられて下さい。

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椅子にも使用されていますので、是非、休憩にご使用下さい。

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こういう事も知っておくと、大分県を訪問する際の楽しみが増えると思います。

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