省エネ住宅という言葉はかなり一般化して来ましたが、ホームチームと日本ハウジングは、省エネに健康寿命の延伸をプラスした『スマートウェルネス住宅』の普及促進に力を入れています。そして12月4日(日)の14時30分より、ホルトホール大分の3階大会議室にて『健康・省エネシンポジウムinおおいた2016』が開催される事となりました。以下、ご紹介するような、住まいに関する有意義なお話しが聴けますし、参加費は無料です。
当日は、二つの基調講演をお聴きする事が出来ます。
最初にお話しされるのが慶應大学の伊加賀(いかが)先生で、テーマが「断熱リフォームと健康の関係」です。毎年この時期になると、浴室内での急激な温度変化が原因でヒートショックによる被害者が急増します。浴室での死亡者数は交通事故死の約3倍になっているのが現状です。昨年もNHKの全国版で伊加賀先生が出演され、ヒートショックの説明とその解決策として高断熱住宅の必要性をお話しされてましたので、お顔はテレビでご覧になられた方も多いと思います。
次にお話し頂けるのは、大分大学で大分の地域特性を考慮した住環境を研究されている川田先生の講演で、テーマは「大分の住宅の地域特性と課題」です。私も2年前にお会いした際、実際の生活者の家庭で定点観測されている様子をお伺いしてました。今回は、その研究成果が聴けると思いますし、私のリフォーム工事にも即活用出来る事が多いと思いますので、楽しみです。
そして、パネルディスカッションでは、上記お二人の先生だけでなく、大分大学医学部の先生や、日本ハウジングの馬場社長も登壇されますので、建築と医学が共働する事で新たな取り組みが生まれて来る事と思います。また、ここでコーディネーターを務めて下さる方が、大阪で歯科医をされている上原先生で、実はこの方、ご自身とご家族が住宅アレルギーの被害に遭われ、様々な調査を進めていく中で「シックハウス」という言葉を生み出された方でもあります。上原先生からは、生活者視点に立った現実的な問題提起がされると思います。
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現代は、あらゆる分野が専門化しタコツボ化しているため、異分野間での相互連携が全くと言って良いほど無い状態です。今回のような異分野連携は、現状を打開するためにも重要だと思います。そういう事もあるからだと思いますが、大分県内のテレビ・新聞・ラジオの各局も後援されているようです。恐らく、県内ニュースには登場する事と思います。
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また、金池モデルハウスの並びにあります、大分で人気のケーキ屋さん:月ヶ瀬さんにもチラシを置かせて頂いてます。興味のある方は、お立ち寄りの際に、ご覧下さい。