路傍のお地蔵さん

2016年11月08日[更新]

大分には、何気なく通り掛かったところにお地蔵さんがあったりするので、心和ませて頂けます。以前から、県道21号線の猪野辺りを通っていると気になっていたのですが、ちょうどリノベーション工事が近くで始まりましたので、休憩時間に散歩がてら訪問してみました。毎日通る道路から、こういう景色が目に入ったら、気になりますよね?

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中に入ってみますと、キッチリと手入れされた綺麗なところに、お地蔵さんがいらっしゃいました。

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かなり古そうですが「一体、いつ頃のものなのかな?」と思って、近くで見てみると『天明元年』の文字が見えて来ます。

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天明元年は西暦1781年ですから、今から235年前になります。

しかし、入口の掲示板に書かれた由来を読んでみますと、もっと古い大友宗麟の時代からのいわれがあるようです。

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その中でも、私の目を引いたのは、昭和33年に県道大分臼杵線の拡幅工事が行われた際、他の箇所では事故があったものの、この辺りは無事故だったという記述です。これも、お地蔵さんの御加護との事ですので、私達の工事もあやかりたいと思います。この土地で大規模工事をさせて頂けたのも何かの御縁ですから、時々お参りに来て、工事の無事をお祈りしないといけないですね。

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歴史の教科書に載るような事の方が注目されますが、地域でお仕事をさせて頂いている私は地域に長く言い伝えられる民間伝承こそ、大切にしていきたいと思います。

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