生活する上で、ご近所やマンションでのトラブルで最も多いのが「臭い」と「音」だそうです。私の元にも最近、音に関する対策工事(防音工事)の問い合わせがいくつか舞い込んで来ています。
防音工事の方法はいくつかありますが、簡単なリフォーム工事で済ませる方法として、防音シート張りがあります。
今、工事中の現場では、大建工業製の遮音シートを採用しました。この一巻で19kgもありますので、かなりの重量です。触ってみると、鉛のようなものが入っているような感じがします。
今日は、2階の足音を軽減させる工事でしたので下地位置確認のためにクロス面を剥がしてから防音シートを張っていきます。
施工手順は、下の写真の通りです。左側:下地、右上:防音シート、右下:耐火ボード(仕上げ)、という施工ステップになります。耐火ボードの上に湯布珪藻土を塗ったら、最終完了です。
どの程度、防音効果があるのかを確認するため、防音シートを張った部屋と張っていない部屋を歩いて確認しましたら、完全に音がしなくなる訳ではありませんが、防音シートを張った部屋の方が、音が遠くに聞こえるようになりました。恐らくこれだと、ほとんど気になる事は無いと思われます。因みに、湯布珪藻土にも防音効果がありますので、塗り壁が完了した時は、下地完了時点よりも効果は大きくなります。
近隣の音や声が気になる方は、その音の防音だけでなく、ご自分の住まいからの音が漏れる事も防止出来ますので、気にされている方は是非、ご相談下さい。
防音工事が、ご近所さんとのお付き合いに一役買う事になれば、幸いです。