雨の日のお仕事

2016年07月11日[更新]

雨の日には、雨の日にしか出来ない重要なお仕事があります。それは、水捌けの悪い現場の実地検証を行う事(実際、どういう水の流れになっているかの確認)と、対応した工事の結果を検証する事(狙い通りになっているかどうかの確認)です。

お客様宅の写真は勝手に掲載出来ませんので、金池モデルハウスの写真を添付します。以前は、裏のフェンス周りに大量の雨水が海の様に溜まっていたのですが、排水工事をした後は、このように順調に排水溝へ排水されていました。

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暫く眺めていると、相当量の雨水が排水溝へ流れていきます。「従来は、これだけ大量の水が雨樋周りの地面に浸み込んでいたのか」と思うと、ぞっとします。南海トラフで予想されているようなプレート型地震が来た時には、こういう場所が液状化してしまい、家が沈下してしまうからです。

それにしても今日の集中豪雨は凄かったです。私はちょうど、猪野から明野にかけて移動中で、ショッピングセンター前の側溝が凄い事になってました。

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ここは、高台にあって坂道の途中ですので、水捌けは良いはずなのですが、恐らく排水経路が集中し過ぎてるんではないかと思われます。側溝の蓋が水の勢いで押し上げられて外れ、坂道の途中が海の様になってました。

住宅工事の際も、水捌けや排水許容量を考慮した排水計画を立てておかないと、これと同じような事態も招きかねません。住宅の場合は、湿気を呼び込んでしまい、シロアリ被害に繋がってしまいます。

集中豪雨が当たり前になって来た昨今、住宅工事の際も、排水計画をキッチリと立てて工事するように心掛けないといけないなと改めて感じました。

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