月別アーカイブ: 2016年10月

東町温泉

2016年10月17日[更新]

今日は、1ヶ月ぶりの温泉紹介です。別府の浜脇温泉でも、大分市内から最も近い場所にある『東町温泉』をご紹介させて頂きます。東別府駅から歩いてすぐの場所に、こういう看板が見えて来ます。「電車の待ち時間にちょっと一風呂」というのは、いかにも別府らしいですよね?入泉料は、当然の100円です。

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建物の外観はこんな感じで、2階は公民館という、典型的な別府共同温泉の造りです。

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1階から入ると、いかにも昭和といった番台とテーブルが迎えてくれます。

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男湯はこっちです。

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この階段を降りていくと、

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浴室と一部屋になった脱衣場が現われます。浴場と一続きになっていると、盗難の心配がないので、私は助かってます。

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浴場はこんな感じです。写真の右上が源泉で、そこから湯船に源泉が引き込まれてます。

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このように栓をして、湯量や湯温を自分達で調整するようになってます。

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源泉掛け流しですので、お湯も綺麗で、とても気持ちいいですよ。

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東別府駅まで歩いて1分ですから、キャッチコピーにあったように、電車の待ち時間にちょうどいいですね。これがいかにも別府らしいなと感じてます。

 

 

キッチンが入りました

2016年10月16日[更新]

増築工事も行ったため、工期が少し掛かったのですが、キッチン施工が完了しました。面材がロイヤルブルーのクリナップ製クリーンレディです。

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そして今回工事のポイントは、このカウンターです。

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反対から見ると、このようになってます。(壁面はまだ仕上がってませんが)

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増築しましたので、冷蔵庫とキャビネットもドンピシャで納まってます。

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勝手口と上げ下げ窓も、ご要望通りです。

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この時点でも広くなった事を実感出来てますが、クリーンレディは収納性がいいので、これからキャビネットやキッチンに収納すると、更に良さが実感出来るはずです。

屋内の工事が終われば、外部の排水工事がありますので、最後まで完璧にやって完成したいと思います。

私の知らない間に・・・

2016年10月15日[更新]

私は今、別府の現場を見てまして、前日の昼過ぎに他業務があって現場を離れ、翌朝に現場へ行ったところ、見知らぬものが現われてました。

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前日、お客様の要望を聞いた大工さんが、残っていた端材を使って作った濡れ縁とテーブルが出来ていました。中々の出来だと思います。

「大工さんがここまでやったんなら」という事で、濡れ縁を無塗装のままにしておくとすぐに腐ってしまいますので、防腐塗料の塗装を私がさせて頂く事になりました。

正式な養生材がなかったので、ビニールテープと新聞紙を使い、このように塗装出来る状態にしました。

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そして、このように裏面にも塗装して完成しました。

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テーブルは、雨に濡れない箇所で使用されるという事でしたので、これについては施主様に蜜ロウワックスで仕上げて頂く事にし、このように完成しました。

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何らかの塗装をしておくと、手垢のような汚れが付きにくくなるし、綺麗な状態を長く維持出来ます。大工さんも、前日は遅くまで残ってやってくれたみたいですから、施主様の期待に応えたんでしょう。こういう雰囲気になって来ると、リフォームもうまくいきますので、キッチンの完成が楽しみです。

べっぷ復興建設券

2016年10月14日[更新]

今日で、熊本地震最初の大揺れから半年になります。大分県内では、湯布院・別府・庄内といった特定地域に被害が偏ってまして、特に大都市の別府では、被害件数が多いものの、復興工事が中々進んでいない面があるようです。そういう状況にあって、別府市は市民のために独自の支援策を講じています。

この施策は私も知らなかったのですが、罹災程度によって金額は異なるものの、震災被害による復旧工事に対して25%の補助が受けられる『べっぷ復興建設券』を発行しているんです。

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8月9日に申し込みがスタートした際、あっという間に完売となったため、今回追加での発行となりました。私も登録業者になるための手続きに振興センターに行きましたら、10月7日時点で、20,300枚の残があるそうです。

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私が福島県で経験した東日本大震災では、プレート型地震だったため液状化被害が多く、家が傾く事で半壊以上の罹災判定となった方が多かったのですが、大分県内では罹災判定の基準で見れば、ほとんどの方が一部損壊になったため、全額自費で復旧工事をせざるを得ない状況でした。その事が、復旧工事が中々進まない一因となっていました。そこで別府市は、一部損壊の方でも補助金が受けられるように、今回の「べっぷ復興建設券」を創設したようです。これこそまさに市町村の採るべき施策だと思います。国の施策に頼っていると、全国一律にならざるを得ないのですが、市町村でしたら地域の実情に沿った支援策を講じる事が出来ます。やるかやらないかですが、別府市はやってくれました。工事業者に当たる弊社も、出来るだけ別府市の制度を活用し、困った方の手助けになるようにしていきたいと考えています。

今まで意識していなかったので、下の写真の幟にも気付かなかったのですが、これからは制度の活用をオススメしていきたいと思います。

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リボン

2016年10月13日[更新]

最近、別府の現場対応をしておりますので、どうしても別府の話題が多くなってしまいますが、今日も別府で見つけた面白いレストラン『リボン』のご紹介です。別府の石垣西に、昔懐かしい佇まいのレストランを発見しました。

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入口付近も看板も、いかにも昔の喫茶店の雰囲気です。

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メニューボックスを見ても、大阪の道具屋筋にあるような、一昔前に眼にした感じのものです。

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興味津々で2階に上がってみますと、お客様は満員、という事で3階まで上がりました。店内に足を踏み入れると、想像した通り、昔懐かしい喫茶店そのものでした。

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奥の方には、座敷もあります。

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ガラス棚には、コーヒーサイフォンもありました。

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そしてこれが、メニュー表です。

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メニューも豊富です。

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何を注文しようかと悩みましたが、洋食屋っぽかったので、大分県人らしくチキンカツ定食を注文しました。出て来たのが、凄いボリュームで大食漢の私でもお腹が一杯になりました。お店の人に話しを聞いてみると、全て手作りにこだわっているそうです。それが人気の秘密なんだと思います。何でも徹底する事が大切ですね。

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帰りに階段を降りていくと見えて来るこういう看板も、昔の喫茶店風ですね。

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お昼時はいつも満員で、大変な人気店の様です。私も別府の現場がある時は、出来るだけ全てのメニューを試してみたいと思います。何か発見があったら、またブログにアップします。

蜜ロウワックス

2016年10月12日[更新]

ホームチームでは、自然素材にこだわっているため、木材には出来る限り無塗装のモノを使用し、仕上げには蜜ロウワックスを塗っています。蜜ロウワックスとは、蜜蜂が巣を作る時に体内から分泌するロウ成分とエゴマを使用し、職人が仕上げた材料ですので口に入れても大丈夫な素材です。

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ちょうど今、工事でお世話になっているお客様宅でも使用し、ご自分で塗って頂きました。すると、こんな感じで、以前よりもいい感じに仕上がっています。下の写真では、枠の部分に注目して下さい。

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今度は、カウンターの支え部分に注目して下さい。(アングルが同じでなくて、すみません)

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お客様も、塗っていたら楽しくなって来たようで、他の箇所も塗られているようです。実際、蜜ロウワックスは、子供さんでも楽しめるので、ご家族で定期的に塗り作業をお願いしています。ただし、ある程度の量をまとめて買わないと高くなってしまいますから、工事でお世話になった方には、弊社から材料支給させて頂いています。

蜜ロウワックス塗りが、ご家族での定期的なイベントになり、楽しんで頂ける事が狙いですので、今後も継続させて頂くつもりです。

ぶたまんの幸崎

2016年10月11日[更新]

工事でお世話になっているお客様から、凄いお店を教えて頂きました。お店の名前は『ぶたまんの幸崎(こうざき)』で、別府の人には40年来、親しまれ続けたお店の様です。ちょうど今、別府の荘園で工事をさせて頂いているのですが、その近所にこういう看板のお店があります。

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もっと分かりやすく言いますと、荘園(そうえん)のセブンイレブン駐車場敷地内にあるカラオケ屋さんの1階に店舗があります。

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お店の外観は、こんな感じです。

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お店の前には見本まであります。

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これが実物です。

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中の豚ミンチやちょっと多めの野菜も良いのですが、周りのまんじゅう部分がパン生地の様にふんわりしてて、とっても美味しいんです。何個でも食べられそうで、パクついてしまいます。

アップの写真はピントが合ってませんが、こんな感じです。

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これを食べた方は恐らく、美味しさに衝撃を受けると思います。これは広めないといけない逸品です。

古い本を発見

2016年10月10日[更新]

私の実家は、正確な年数は分からないものの、築100年程度は経過している古民家です。先日、2階の物置に上がってみたら、古い生け花の本を見つけました。2階は土壁なので保存状態が良かった様です。

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出版時期を見てみると、明治や大正時代のモノでした。

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私自身、生け花をやった事も無く、関心もなかったのですが、2代位前のどなたかが嗜んでいたのでしょう。そんな話しはどうでもいいのですが、その頃は、本を出される方も1冊1冊を大切にされていたんだなと感じました。と申しますのが、著者である池坊専啓さんのサインと印鑑が押されていたんです。

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印刷されたものかどうかは分からないのですが、現代の本では、こういう習慣は無くなっていると思います。これは恐らく、著書に対する責任意識がなせるものではないでしょうか?何らかの著作物を世に出すという事は、後世に渡って評価を受けるようになる訳ですし、出版する側の方もそれなりの責任感を持たれていたんだと思います。

そして、当時としては画期的だったのではないかと思いますが、生け花の様子が鮮やかなカラーで印刷されてました。

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これは伝わりやすさを考慮しての事だろうと思います。明治や大正の書物と言えば、モノクロのイメージしかなかったので、驚いた次第です。

書物自体の価値は私には分からないのですが、折角の古本なので金池事務所の湯布珪藻土で調湿された部屋で保管させて頂く事にしました。湯布珪藻土の部屋なら、カビが生えずに長持ちしますので。

いずれ、この本の価値が分かる方が現われたら、お贈りさせて頂きたいと思います。その日まで、調湿された部屋で大切に保管させて頂きます。

別府の湯けむり

2016年10月09日[更新]

大分県人にとっては、別府に湯けむりが上がってるのは当たり前の情景なんですが、遠方より訪れる方にとっては、驚きの様です。昨日、茨城県に住んでいる私の学生時代の知人が別府温泉に来て下さってお会いしたのですが、その際にそんなお話しをされてました。今日は、大分県外の方のために、別府で普通に見掛ける湯けむり写真をご紹介させて頂きます。

例えばこれは、春木川から扇山を見た時の情景です。右上に見えるのが、鉄輪(かんなわ)温泉の湯けむりで、実際にはもっと広範囲に湯けむりが上がってます。以下、全て、鉄輪温泉街の湯けむり写真です。

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普通に車を走らせていても、こんなのは当たり前です。側溝から湯けむりが上がってます。

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場所によっては、前が見えにくくなる位の湯けむりにも出くわします。

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そして、温泉から出て来る自然の蒸気を使って、自分達で蒸し料理を楽しむ事も出来ますよ。

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山の方にある明礬温泉まで行くと硫黄臭がしますが、鉄輪温泉辺りだとそんな事も無く、むしろ心地良い位です。女性の方には、美容のためにもオススメ出来ます。

県外の方とお話しをしていると、普段気付かない点に、色々気付かせてくれます。私も個人的に、大分県の良さをPRさせて頂きます。18歳の頃から30年間、大分を離れて生活してましたので、より一層、大分の良さを感じていると思いますので。

火山灰の飛散から思う事

2016年10月08日[更新]

今朝早く、阿蘇山が噴火し、大量の火山灰が飛散して、阿蘇市では停電被害が発生しているという報道が耳に入って来ました。私が生活している大分県は熊本県の隣ですので、大分市にも火山灰が飛散し、私の車にも薄っすらと見受けられました。

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車の色がグレーなので分かりづらいのですが、ブルーシートの上に火山灰が積もった下の写真の方が、見やすいと思います。

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テレビ報道でも、阿蘇市や大分県での火山灰飛散の話しはあっても、熊本市内に火山灰が降ったという報道は耳にしていません。というのが、下の写真の通り、上空のジェット気流(偏西風)の流れに乗って、火山灰が広がっていったという事の様です。

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この写真を見て私が連想するのが、福島第一原発での放射能飛散です。下の写真の様に、北西向きの風に乗って、飯館村に甚大な被害をもたらしたものの、原発近くの南西に位置するいわき市には、放射能汚染による被害が出ていません。

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この二つの事実で何が言えるのかというと「放射能汚染は風向きによって決まる」ので、偏西風の影響を考えると「大分市に隣接する伊方原発よりもむしろ、鹿児島の川内原発の方が大分県に被害を及ぼす可能性が高い」という事ではないでしょうか?

福島第一原発事故直後に、ある大学の先生が「放射能の飛散は距離の二乗に反比例するので、福島市や郡山市のように原発から50kmも離れていれば、大きな問題にはならない」と断言してましたが、これは観測結果と全く異なるものでした。

原発再稼働に向けての問題も、大分県は伊方原発、鹿児島県は川内原発の事を話題にしてますが、福島第一原発の事故を踏まえて、風向きによる影響をもっと重視すべきではないかと私は考えます。偏西風を考えると、伊方原発:松山・新居浜方面、川内原発:熊本・宮崎・大分の各県、が大きな被害を受ける可能性が高いと言えます。

そして今回の阿蘇山噴火による火山灰の飛散は、兵庫県にまで及んでいるそうですので、原発事故の対策も、西日本全体を考えないといけないのではないかと思います。

風向きは、時間によって大きく変化しますので、必ずしも偏西風だけを考えていれば良い訳ではありませんが「多くの時間帯で、偏西風の影響を受ける可能性が高い」「飛散範囲は西日本全域に及ぶ」という2点だけは、肝に銘じておくべきではないでしょうか?