月別アーカイブ: 2017年4月

固くなった襖の対応

2017年04月24日[更新]

古くなったお宅のリフォーム工事をさせて頂いていると、工事の最後に大抵「固くなった襖の動きを良くしてほしい」というご依頼を受けます。その際、建具の一部を削る程度で良くなればいいのですが、下の写真の様に敷居の溝部分が削れて深い穴のようになっている事があります。

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ここまで来ると、建具を削ったりする程度では直りません。では、どういった事をするのかというと、実際にはケースバイケースで異なるものの、例えば、以下のような対応方法を採ります。

①深くなった溝の穴をパテで埋めます

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②しばらく時間を置いて乾いたら、ヤスリで削って平滑にします。この時、二つの溝が同じ位の深さになるように調整します。

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敷居滑りを貼り付けます。

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④二つの溝に貼ったら完成です。

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この時、建具の戸車も合わせて交換する事をオススメします。

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そして襖も張り替えたら、気分も一新しますよ。

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工事の際に、敷居補修や戸車交換・襖張替えといった対応も合わせてやってしまうと、一度に問題点が解決されるので「良くなったな」という感じになります。大きな工事だけでなく、このような身近なお困り事の対応も行ってますので、お困りの際はお声掛け下さい。

ブルーライト調光

2017年04月23日[更新]

水廻りの施工や断熱に、こだわり続けている私ですが、最近はお客様ニーズも多様化して来てまして、今回初めて、浴室リフォームでブルーライト調光を採用させて頂きました。

通常のダウンライトももちろん、設置しているのですが、お風呂の中で落ち着いて過ごしたいという気分の時には、ブルーライトにする事も出来るんです。このようになっています。

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電球色の照明を消して、ブルーライトだけにすると、尚、いい雰囲気になります。

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浴槽に入ったまま、オンオフだけでなく明るさの調整も出来るようにしています。

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ユニットバスは、私が最もオススメしているベンチカウンタータイプを採用頂いていますし、アクセントパネルのピンクもいい感じです。

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付加断熱も完璧にやっているだけでなく、壁の耐震もついでにやってしまいましたから、これからも長く、安心して快適にお使い頂ける事を願っております。

桜が満開

2017年04月13日[更新]

テレビで「桜が満開です」という情報が全国各地から次々と流れて来ていましたが、大分では何故か今年は桜の開花が遅れていました。データを取り始めて、今年が最も遅い開花だそうです。しかし今日、大分でもやっと桜満開宣言が出されました。

という事で、仕事が忙しくて満開の桜が見れない方も多いと思いますので、私が今日、たまたま現場付近で見掛けた満開の桜の写真をアップさせて頂きます。

まずは、ふじが丘の山手区付近の桜です。電線が写っていまうのは仕方ないとして、満開の桜をお楽しみ下さい。<画像をクリックすると拡大して見れます>

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これは、下郡の公園で見掛けた桜です。

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そしてこれが、牧のお客様宅の庭で満開を迎えた桜です。

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例年だと、この時期には既に散ってしまっているのですが、今年はまだ満開の桜を楽しめているのでラッキー!!と考えて喜びたいと思います。

快適な住まい

2017年04月10日[更新]

リフォームやリノベーション工事をされる方の目的の一つは『快適な住まい』を手に入れる事ではないでしょうか?

先日、弊社でリノベーション工事をさせて頂いた方のお宅は、快適そのものの住まいになってます。今日は朝から冷たい雨が降っていて、大分も寒い一日でしたよね?因みに気象台データでは、次の通りでした。

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グラフは一日の温湿度の動きを示してまして、表示されている数値は午後8時時点のものです。午後からはほとんど一貫して95%程度の高湿度を推移しています。

今日の夕方、リノベーション工事をさせて頂いた施主様宅を訪問しましたら、玄関から一歩入っただけで快適な状態でした。ちょうど私が訪問する直前に灯油式ストーブをつけたそうですが、2階も含めた28坪のお宅全体が、既にポカポカで暖かい状態でした。28坪の家全体で、熱源は下の写真だけです。

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具体的な温湿度の数字は、次の通りです。

温度が23.1℃

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湿度は58%です。

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ちょうど適度に暖かくて湿気も感じない、快適な状態です。

こういう状態を実現出来ている施工のポイントは、①高断熱、②湯布珪藻土による調湿、③柔らかくて暖かい杉の無垢床、の3つです。こういった自然素材をキッチリと施工し、それらの特徴が活かせるような環境を作れば、必ず上記のような住空間を実現出来ます。

しかもこれを、地元の建材を使用して実現すれば、地域経済の活性化にも繋がって来ます。

実はこちらの施主様は、気管支を患われ、今までは血痰を吐かれていたそうですが、今は咳も出ず、痰がからむ事もほとんどなくなったそうです。それ以外にも、以下のような良さをお話しされていました。

1.夜にトイレに起きていく回数が減った(3回→1回程度)

2.トイレに行っても、ベッドに戻ったらすぐに寝つけている

3.そもそも、寝つき自体が良くなった(そのため、お酒の量も減っている)

4.睡眠が深くなったため、朝、目覚めた時から体調が良い

5.呼吸がしやすくなった(室内の空気が良い)

6.高血圧で病院通いを続けている奥様の血圧が下がり、値が安定して来た

7.家の中全体が同じ位の温湿度なので、建具も開けっ放しで、今までよりも家の中を動き回る様になった。

上記の通り、私が狙った言葉が、施主様から出て参りました。

これからは「健康寿命の延伸」が国を挙げての政策課題になってますので、こういった住まい作り求められていると思います。これからも継続して、施主様からの生の声をお聴きし、広めて参りたいと思います。

水捌け良好

2017年04月07日[更新]

リフォームやリノベーション工事の際に、耐震断熱といった住宅の基本性能を高める事を目的に行われるケースが多いのですが、住宅を長く持たせる上でもっと重要な事があります。それは『水捌け』です。

一つの事例ですが、水捌けが悪い状態が長く続いていると、住宅を支えている木材は、ひどい場合には下の写真のようになっていまいます。

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こうなってしまうと、建物を支える事が出来ませんので、小さな地震が来ただけで倒壊してしまう可能性があります。という事で、弊社がリフォーム・リノベーション工事をする際には、水捌けのチェックを入念に行い、必要な改善策をプランに織り込むようにしています。そして今回、水捌け工事を行って雨の日にチェックした結果が出ましたので、情報アップさせて頂きます。

上記写真の柱が腐った状態になっていたお宅ですが、工事前は、少し雨が降っただけでも下の写真の通り、海のようになっていました

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上記と同じ場所が、工事後には、大雨が降った直後、このようになりました。

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いかがですか?水は全く溜まっておらず、綺麗に排水されています。

外構工事はまだ進行中なのですが、家にとって最も大切な条件になる水捌け問題が解決されていますので、安心して工事を進める事が出来ます。

住まいを長持ちさせるためには、木造住宅が優れているのですが、そのために必要な前提条件になるのが、良好な水捌けです。木材が腐ってしまっては、強度を維持出来ない事は明らかです。

住まい作りの際に、あまり重要視される事が無いのですが、弊社は水捌けを最重要事項に位置付けて工事を行っています。

今日の水捌けをご覧になった施主様も、大変喜ばれ、安心されてました。この考え方を更に普及させていきたいと思います。