今市宿場

2016年08月21日[更新]

大分県北部の宇佐で生まれ育った私が大分市内で生活するようになって初めて分かった事の一つが「大分と熊本の近さ」です。宇佐にいると「熊本は北九州から博多を回って行く遥かに遠い存在」だったのですが、大分市内からは「野津原から阿蘇を抜けて行けば意外に近い場所なんだ」という事が分かりました。この事は、野津原から近い今市宿場に行けば、もっと実感出来ます。

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熊本(肥後)からの参勤交代の大名行列も、阿蘇から久住・野津原を抜けて大分(府内)・鶴崎へと向かい、鶴崎からは海路を利用していた様なんです。

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今市には、今でもこのような石畳の道が残されています。

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私もここで初めて知ったのですが、実は、伊能忠敬、勝海舟、坂本龍馬といった歴史上の人物も肥後街道を通り、今市を訪れていたようなんです。

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勝海舟と坂本龍馬が長崎と縁があった事はよく知られていますが、その往来に、鶴崎から肥後街道を通っていたのかも知れません。二人が野津原に泊まっていたとは、驚きでした。

私は仕事で大分県内のアチコチを回ってますので、これからも色んな発見がありそうで、楽しみです。大分県生まれの私も、まだまだ知らない事が多いです。

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