南海トラフ地震の前兆か?

2016年10月23日[更新]

昨日(10月22日)の夜中3時半頃、大分市内でもハッキリと認識出来る位の大きな揺れがありました。公式発表では、大分市内は震度2(佐伯市は震度4)になってますが、私の体感では「震度3位ではなかったか?」という感じがします。今まで地震は何度も来てますが、今回はちょっと異質な感じがしています。

今年の4月3日に放映されたNHKスペシャル「巨大災害」をご覧になられた方は、番組内で解説されていた通りに事態が進行して来ていると気付かれていると思います。番組内では、熊本から九州山地を横切るラインが危険だと警告しており、実際、11日後に熊本地震が発生しました。その番組の中で、鳥取も大きな地震の可能性が高いという事が語られていて一昨日、鳥取が震度6弱の大きな地震とその余震によって大きな被害を受けています。

そして、4月3日のNHKスペシャル「巨大災害」の番組最後に解説されていたのが、下の図です。

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西日本で発生する地震によって日向灘沖のプレートが刺激され、それが南海トラフ大地震を誘発する、という事でした。要するに日向灘沖の地震が頻発して来ると要注意という事です。

実際に今回は、日向灘沖が震源でした。

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今回の地震で気になる事がもう一つ。距離が離れているにも関わらず、4月から地震が頻発していた阿蘇の産山村で震度3を記録しているという事です。

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単に状況からの推定になりますが、これまでの阿蘇地方の地震が日向灘沖の断層を刺激して来たのかも知れません。

そしてこれは私が東日本大震災を経験した際に学んだ事なのですが、プレート型地震の場合は何の前触れもなくいきなり来るのではなく、1週間位前から震度3~4程度の地震が頻発するようになっていたという事です。下の画像が、東日本大震災直前の地震情報です。大震災の前に、震度1が頻発すると共に、震度3~4程度の地震が毎日数回、起きていたんです。(画像をクリックすると、拡大して見れます)

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要するに、これから日向灘を震源にする震度3~4程度の地震が頻発するようになったら、早めの備えが必要になって来るという事です。

私も、リノベーション工事に着手したばかりの現場がありますので、もしもの場合でも大事には至らない様、最悪のケースを念頭に置きながら、あらゆる準備をしつつ進めていかないといけないなと考えています。私達は地震を避ける事は出来ないのですが、被害を最小限に抑える減災やリスクを抑える取り組みは可能です。それらを全くやっていなかったら、被害を拡大してしまうというのが、これまでの大震災から学んだ教訓だと思います。

明日から4日間、出張になりますので、その間、ブログはお休みさせて頂きます。

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