古くなったお宅のリフォーム工事をさせて頂いていると、工事の最後に大抵「固くなった襖の動きを良くしてほしい」というご依頼を受けます。その際、建具の一部を削る程度で良くなればいいのですが、下の写真の様に敷居の溝部分が削れて深い穴のようになっている事があります。
ここまで来ると、建具を削ったりする程度では直りません。では、どういった事をするのかというと、実際にはケースバイケースで異なるものの、例えば、以下のような対応方法を採ります。
①深くなった溝の穴をパテで埋めます。
②しばらく時間を置いて乾いたら、ヤスリで削って平滑にします。この時、二つの溝が同じ位の深さになるように調整します。
③敷居滑りを貼り付けます。
④二つの溝に貼ったら完成です。
この時、建具の戸車も合わせて交換する事をオススメします。
そして襖も張り替えたら、気分も一新しますよ。
工事の際に、敷居補修や戸車交換・襖張替えといった対応も合わせてやってしまうと、一度に問題点が解決されるので「良くなったな」という感じになります。大きな工事だけでなく、このような身近なお困り事の対応も行ってますので、お困りの際はお声掛け下さい。