最近、インフルエンザが広がって来ているようです。ニュースや報道番組では、うがいや手洗いが推奨されてます。勿論それも大切ですが、最も効果的な対処法は『湿度を50%以上に維持する』事なんです。冬場にインフルエンザが流行するのは空気が乾燥する事が大きな要因で、湿度が30%を切ると急速に広がり始めますが、逆に湿度が50%以上になるとウィルスが死滅するそうです。
3日前になりますが、私が色んな場所で温湿度をチェックしてますので、写真と合わせてご紹介させて頂きます。
大分市内のこの日の温湿度は、次の通りです。
夜10時半の時点で、温度が10.5℃、湿度が70%です。グラフが見えづらいかと思いますが、午後2時前後に湿度は40%程度まで下がっていますが、夜になると温度が下がって来ますので、夜10時の時点では相対湿度も70%まで上がっています。
従いまして例えば、温度の高い(湿度が低い)日中に換気し、温度が下がる(湿度が上がる)夜には家を閉め切ってエアコンで暖房するという事は、室内を過乾燥状態にしている訳です。高いエネルギー代を払って、過酷な環境にしているという事ですね。湿気の問題から見ると、自分で自分の首を絞めている状態です。
因みに上の写真と同じ時間帯に、たまたま日本ハウジングの下戸次モデルハウスに立ち寄ったのですが、この時の室内温湿度は次の通りでした。
室温:22.7℃、湿度:47%でしたので、快適そのものです。一歩、足を踏み入れただけで、ホッとするような暖かさでした。
では金池モデルハウスはと言うと、私は3日間、留守にした状態(エアコンも全く使用していません)で、次の通りでした。
室温:14.8℃、湿度:54%ですので、快適に近いのですが、少しだけヒンヤリします。という事でエアコンを入れたら、あっという間に下の写真の温湿度になりました。
室温:20.4℃、湿度:50%ですので、インフルエンザウィルスも存在しない快適な温湿度で、暑くも寒くもない状態です。
私の行動ですが、この日の18時に羽田を発つ飛行機(大分便)に乗ったのですが、空を飛んでいる時の機内の温湿度は、どういう状態だと思いますか?飛行機を利用される方は是非、知っておいて下さい。下の写真の通りです。
上空は温度が低いため、エアコンで25.5℃まで空気を暖めてますが、上空の空気が乾燥していて、気圧調整のために若干の換気をしてますので、その影響も受けて湿度は9%という、過乾燥状態なんです。湿度が低いため、もし温度が20℃程度だったら、寒く感じるはずです。湿度が低いので汗はかかない状態ですが、喉が渇いたりインフルエンザウィルスも蔓延しやすい環境にある訳です。
ここで教訓ですが、飛行機に乗る時は一年を通して『マスクを着用』しましょう。機内の温湿度環境を変える事は出来ませんので、マスクをして口と鼻の周りだけでも湿度の高い状態を作り出す事が重要です。
私の経験ですが、10年位前、北九州と羽田の間を何度も飛行機で往復していた時期がありまして、この頃の私は冬場に2~3回は大きな風邪をひいてました。これは、機内の乾燥状態を知らず、湿度対策をとっていなかった事が原因だったと、今になって気付きました。当然、マスクはしていませんでした。
しかし、湯布珪藻土で年中50~60%程度に調湿された部屋で過ごしていると、全く風邪をひかなくなったんです。うがいや手洗いも大切ですが、何と言っても湿度を自働的に調整してくれる湯布珪藻土の部屋で過ごすのが、体にとっても一番だと思います。エネルギーを使って強制的に温湿度を作り上げる訳でもないので、地球環境にも優しい対応になって来ます。地元の自然素材を活用して省エネと健康を両立させる、これこそ本当のエコではないでしょうか?