べっぷ復興建設券

2016年10月14日[更新]

今日で、熊本地震最初の大揺れから半年になります。大分県内では、湯布院・別府・庄内といった特定地域に被害が偏ってまして、特に大都市の別府では、被害件数が多いものの、復興工事が中々進んでいない面があるようです。そういう状況にあって、別府市は市民のために独自の支援策を講じています。

この施策は私も知らなかったのですが、罹災程度によって金額は異なるものの、震災被害による復旧工事に対して25%の補助が受けられる『べっぷ復興建設券』を発行しているんです。

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8月9日に申し込みがスタートした際、あっという間に完売となったため、今回追加での発行となりました。私も登録業者になるための手続きに振興センターに行きましたら、10月7日時点で、20,300枚の残があるそうです。

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私が福島県で経験した東日本大震災では、プレート型地震だったため液状化被害が多く、家が傾く事で半壊以上の罹災判定となった方が多かったのですが、大分県内では罹災判定の基準で見れば、ほとんどの方が一部損壊になったため、全額自費で復旧工事をせざるを得ない状況でした。その事が、復旧工事が中々進まない一因となっていました。そこで別府市は、一部損壊の方でも補助金が受けられるように、今回の「べっぷ復興建設券」を創設したようです。これこそまさに市町村の採るべき施策だと思います。国の施策に頼っていると、全国一律にならざるを得ないのですが、市町村でしたら地域の実情に沿った支援策を講じる事が出来ます。やるかやらないかですが、別府市はやってくれました。工事業者に当たる弊社も、出来るだけ別府市の制度を活用し、困った方の手助けになるようにしていきたいと考えています。

今まで意識していなかったので、下の写真の幟にも気付かなかったのですが、これからは制度の活用をオススメしていきたいと思います。

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