別府復興建設券が届きました

2016年12月09日[更新]

熊本地震によって被害を受けた方は、国の災害救助法に従って「全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊」といった区分けでの罹災判定を受けるのですが、法律の性質上、一部損壊だった方にはほとんど何も援助がありません。今回の熊本地震は、直下型だった事に加えて揺れた時間も短かったため、住宅被害を受けた方の大半は、修繕工事だけで生活出来る程度に直せると判定され、大分県内ではほとんどの世帯が一部損壊の罹災判定しか受けられなかった(=補助金は出ず、全て自費で予定外の出費にて生活出来る状態まで修理する)ようです。

しかし、罹災判定が一部損壊でも様々な修繕工事を行う必要があるケースが大半ですので、そこそこの修繕費用が掛かってしまいます。そこで、国の災害救助法では救えない地域住民のために別府市が独自で創設したのが「べっぷ復興建設券」です。こういった、国が全国一律でしか出来ない対応を、地域の実情に合わせて補う施策を採るのが地方自治体の役割だと思いますし、それを即座に実行した別府市には拍手を送りたいと思います。

dscn9163

dscn9164

べっぴょんも応援してくれてます。

dscn0659

私もこの施策を知ってからお客様へオススメしていたのですが、今日、べっぷ復興建設券がお客様の元へ届きました。

dscn1523

施主様は既に、一枚4万円で購入されてます(額面5万円ですので、1万円が補助金)ので、私が工事完了後に写真の報告書と共にこれを別府市に提出すると、弊社に同額が振り込まれるという仕組みです。

ここまで、別府市に確認しながら進めて来たのですが、手続きも判定も簡易な手続きで済みましたので、オススメ出来る施策です。

通常は、補助金を受けるとなると面倒な手続きやハードルの高い審査が必要になって来るのですが、今回のような震災といった不測の事態への対応ですから、別府市が「利用しやすい工夫」をしてくれているのは、大変助かります。

役所の方は「やって当たり前」「不十分な対応の時だけ非難される」といった事が多いと思いますが、いい事をしてくれた時には、心からの賞賛を、声にして届けるべきだと思います。別府市のこの取り組みについては、私も引き続き、賞賛の声を送り続けたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です