呼吸しやすい住空間

2017年03月07日[更新]

この数日間、大分県内各地のPM2.5濃度が基準値超えして景色が霞んで見えるし、花粉も大量に飛び交って花粉症の方(私も含む)にとっては辛い季節を迎えています。

こういう時に、洗濯物を屋外に干したり、換気扇を回す事は、果たして人の体にとって良い事なのでしょうか?

私がオススメしているのは高断熱+木と土の家で、強制換気しなくても心地良く生活していける住空間を創る事です。その具体的な手段が、私がブログや施工事例で紹介しているような内容のリフォーム工事をする事で、人が接する壁と天井は湯布珪藻土の塗り壁にします。ちょうど今、工事が完了したリノベーション現場では、こんな感じで仕上がっています。

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そして、この家の一角に、下の写真の様にストーブとヤカンを置くと、家全体がポカポカで快適な空間に変わってしまうんです。本当に。

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今日の16時頃、屋外の湿度を計測したら20%でしたが、玄関とサッシを閉め切ってストーブにヤカンを置いたら、屋内全体があっという間に温度:19℃、湿度:52%になったんです。

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熱エネルギーを持った蒸気が壁と天井に吸われるため、輻射熱効果が大きく、室温が19℃でもポカポカになるのが、不思議な位です。

今回工事をご依頼下さった施主様は実は、乾燥した空気の中にいると、呼吸器に不具合が出てしまう方なので、アパートや屋外にいると、血痰が出るような状態だったのですが、この空間にいると咳が全く出なくなったんです。

今回のリノベーション工事では、こうなる事が目的の一つでしたので、工事完了と共に目標達成が確認出来、本当に嬉しく思います。と同時に、建築が人の健康に好影響をもたらす事が出来るんだと、自分の仕事に大きな意義と遣り甲斐を感じます。

これからも継続して、色んな効果を確認させて頂きますので、随時、このブログにアップさせて頂きます。良い事は目立つようにしていく所存ですので。

 

 

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