大分県では、昨年4月に由布市・別府市を中心に震度6弱の地震に襲われたからでしょうか、耐震改修工事のご依頼が増えて来ています。そして私の受注案件としても、1月30日より新たに耐震化工事に着手しております。今日は「耐震化工事ではどういう事をするのか」について、ほんの一部ですがご紹介させて頂きます。
大分県内の各市で主催している「木造住宅耐震化促進制度」というものがあり、この事業を利用する事で、最大80万円の補助金を受ける事が出来ます。今日のところは、この制度に関する説明は割愛させて頂きますが、弊社の場合、出来る限り、この補助金を受けるようにしています。
そして耐震化工事に関しては、ダイケン社製のダイライトという耐震壁を設置する工事になるケースが多いです。ちょうど今、行っている工事でも、基礎を新設したり、新たな壁を作ったりという事は場所によって違いますが、ほとんどダイライトという耐震壁を施工する事になっています。
こういう箱に梱包して納入されて来ます。
ダイライト壁を1箇所施工するのに、これだけの部品が同梱されて来るんです。
下の写真の様な、専用の釘まで入っています。
施工に際しては、土台・桁・柱の間にキッチリと嵌め込むように施工しますので、床や天井の一部解体が必ず必要になって来ます。そして、四隅に専用の金物を取り付けます。
こういう準備作業を行った上で、ダイライトを取り付けると、次の写真の様になります。
最終的には、この上を塗り壁にするなどして、工事は完了します。
ただし、どの箇所にどれ位の耐震壁を設置しないといけないかは、登録された建築士による耐震評価に従って決定します。因みに今回の私の工事現場では、新設壁を含めて16箇所のダイライト設置が必要ですので、結構、大掛かりな工事になってます。
私達リフォーム会社も、大分県内に1軒でも多く、耐震基準を満たした家屋を増やしていくように心掛けていきたいと思います。来年度分も、既に1軒、決まってますので、これから益々増えて来そうです。