7月21日の本ブログにも書きましたが、一つの面で断熱材有る無しによる断熱効果の違いが一目で分かる仕掛けが出来ました。という事で早速、アキレス社の神山さんが現場にいらっしゃり、サーモグラフィを使って、データの確認をされてました。
その仕掛けの箇所は、こんなデータが採れました。
右下の四角い部分だけが、温度が高くなってます。では、そこがどうなっているのかとお申しますと、下の写真の通りです。
今回工事では、外皮部分にウレタン断熱付きのNDパネルを採用してますので、四角くくり抜いた箇所は、無断熱になっています。要するに、断熱材の有無だけで、最初の写真のような壁面温度差が生じているという事です。
実際には、この上に湯布珪藻土を塗りますので、珪藻土による断熱効果によって、その差が若干、小さくなると思いますが、やはりかなり大きな違いが、壁面温度に出て来ると思います。
今回の工事箇所ではなかったのですが、西日の当たる漆喰壁にサーモグラフィを当ててみると、こんな感じになってました。
字が小さくて見えにくいかと思いますが、壁面温度は43.3℃もあります。これでは、暑くて当然ですよね。冷房を入れても、壁面の温度が下がらない限り、壁の輻射熱を受けて暑さが続きます。
そして、屋根裏にサーモグラフィを当ててみたら、こんな感じでした。
屋根裏の温度は、49.4℃もありました。いずれ、ここの工事をする際は、断熱工事も必須です。私としては、今のうちから、色んなデータを採っておき、最適な施工方法を探っていきたいと思います。