平成20年より毎年継続している補助事業に「木造住宅等耐震化促進事業」というものがあります。市町村が窓口になって実施されているもので、通称では『耐震補助金』と言われています。
対象になるのは、耐震基準の設定された昭和56年以前のお住まいになりますので、比較的新しい家でのリフォーム工事では受けられません。
大分では、大分県の登録建築士が耐震診断を行い、評点が1.0未満のものに耐震工事を行って、評点1.0以上になる工事をすれば、工事費の3分の2、金額の上限は80万円までの補助金が受けられるというものです。昨年度までは消化率があまり高くなかったそうですが、今年度は熊本地震の影響もあって、申し込みが増えるのではないかと想定されてます。「補助金があるので工事をやろう」と考える人は少ないでしょうが「リフォーム工事で耐震化を行い、その中で補助金を受けよう」という方には、持って来いの事業ではないかと思います。
私のお客様も、今年も何件か検討されていたのですが、中々実施には至りませんでした。しかし今日、耐震補助金を受けたいという方がいらっしゃいましたので、早速、月曜に大分市へ申し込みに行って来たいと思います。ご依頼頂いている方は、全体的な改修工事ですので、上限額を遥かに上回る工事になります。しかし、80万円の負担軽減は大きいので、行政の好意を有り難く受けて頂きたく、是非、補助を受けたいと思います。
行政は、様々な補助事業を行って下さってますので、ニーズがピッタリ来る方には、これからも受ける事をオススメしていきたいと思います。