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スマートウェルネス住宅の温湿度

2016年11月03日[更新]

数日前より、日本全体が寒波に見舞われています。関東から北海道にかけては、場所によっては降雪が報じられており、大分でも朝晩は例年以上の寒波に見舞われています。

こういう時に、効果を発揮するのがスマートウェルネス住宅のモデルハウス「下戸次の家」です。

スマートウェルネスとは、どういう事かと申しますと、簡単に言えば「省エネだけでなく、健康寿命の延伸になる」=「夏涼しくて冬暖かい、家の中の温度差がほとんどない」家の事で、そのモデルハウスが「下戸次の家」なんです。

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今日の大分は、風が強かった事もあって実際の温度よりも寒く感じる一日でした。一日のうちでは暖かい時間帯になる15時に、下戸次の家で温湿度データを確認してみました。

屋外に温湿度計を10分程度置いたところ、以下のようなデータが計測されました。温度が16.7℃、湿度が44%で、風が強かったので肌寒く感じると共に、車を降りる際に静電気で少しピリッとします。

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しかし、モデルハウスに一歩足を踏み入れると全くの別世界です。湯布珪藻土によって空気が浄化されている事も相まってでしょうが、空気感は快適そのものです。

具体的な温室度はと申しますと、温度は24.3℃、湿度は55%です。

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外気よりも温度が7.7℃高く、湿度もちょうど快適な55%です。これなら、静電気の心配もありません。湿度が50%を越えてますので、インフルエンザウィルスも生息しない湿度です。

これから益々寒い季節に突入しますので、より一層、違いがハッキリして来ます。「大分は温暖な気候だ」と言う方が多いのですが、冬の屋内は北海道よりも寒いのが実態です。ほとんど地元の建材を使ってこういう住宅が実現出来ますので、地域経済のためにも、スマートウェルネス住宅の普及に努めて参りたいと思います。

見学や体感を希望される方は、私もしくは日本ハウジング㈱まで連絡下さい。

かぼちゃプリン

2016年11月02日[更新]

ホームチームと同じ金池町の長浜通りにありますケーキ屋:月ヶ瀬さん、焼き菓子を知人への手土産にしても好評なのですが、私は最近、自分へのご褒美おやつ屋さんとして利用させて頂いてます。こういう可愛らしい外観のお店です。

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スイーツ好きの私がどんなものをおやつにしているかと言うと、お店の看板商品である「シュークリーム」「紅茶風味のシュークリーム(茶々)」をパクつくケースが多いです。

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そしてシュークリームに負けず劣らず、根強いファンが多い(私も含む)のはプリンなんです。ある女性ファンの方は、これを食べると気分が変わるそうで「魔法のプリン」と呼んでました。

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そして今日、季節限定商品として「かぼちゃプリン」がラインアップされているのを発見しました。月ヶ瀬さん流のハローウィンかも知れませんね。

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早速、買って帰り、机の前で初のご対面です。

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開けてみると、見るからに美味しそうです。まるで、私から食べてもらうのを待っているかの様です。

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本能的に「クリームと絡めて食べると、無茶苦茶美味しいに違いない!」と直感し、このようにして頂きました。下の写真を見て、味わいを感じて下さい。

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これは正にかぼちゃあんですね。しかも適度な甘さで、スイーツ好きにはたまらない風味です。これから季節が変わるまでの間は、このかぼちゃプリンと頻繁に向き合う事になりそうです。秋だからでしょうか、いつも以上に美味しく感じてしまいます。

最高に鄙びた温泉

2016年11月01日[更新]

今日は、別府でも最高に鄙びた温泉をご紹介させて頂きます。あくまで温泉が鄙びてるだけで、温泉の真ん前が県道645号線(旧国道)ですので、ちょっと違和感はあるかも知れません。亀川交差点から県道645号線を鉄輪方面に向かって行けば、真ん前を通ります。

温泉の名前は亀川筋湯温泉で、車に乗った状態で、このままの姿が見えて来ます。

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正面に向かって右側にある看板にはこのように書かれています。

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この中で最も気になるフレーズが最後の『心づくしのお賽銭で入浴できます』という部分です。要するに、無料で入っても問題ないという事ですが、こういう珍しい温泉を維持していくためにも、皆さん、出来る範囲で負担しましょう!!

お賽銭は、ここにお願いします。

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入口を内部から見るとこうなってまして、

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要するに、カーテンをくぐると、そのまますぐお風呂になってます。

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しかし、お湯は澄んでます。まさに源泉掛け流しで、奥にあるのが源泉です。

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浴槽の写真で気付かれたかもしれませんが、この温泉には水がありません。要するに、加水しないだけ純粋な温泉に入れるのですが、逆に言えば、季節によって熱かったりぬるかったりするという事ですね。だからお賽銭だけなのかも知れません。

下の写真を見れば「本当に自主管理だ」と理解出来ます。

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他県の方がここに来たら、驚くでしょうね。ひょっとしたら、珍しさゆえに名物になるかも知れません。温泉の話題を求めている方、是非、訪れてみて下さい。

現場での問題解決

2016年10月31日[更新]

リフォーム・リノベーション工事を行っていると、予測していなかった事態は、多かれ少なかれ必ずと言っていいほど発生します。特に大規模なリノベーション工事になって来ると、深刻な事態に直面する事もあります。私もそういう場面に何度も遭遇していますが、こういう時に大切な事は、①諦めない気持ちを持つ②関係者全員が協力して意見を出し合って解決策を模索する③そしてその結果を即座に行動に移す、という事ではないかと思います。

今回着手したリノベーション工事でも、工事開始前に想定していた通りだった箇所が大部分なのですが、私も経験した事の無い問題点がいくつか発見されました。こういう時に力を発揮するのが私達の設計・職人集団です。私が声掛けさせて頂いたら、午後の時間に合わせて、他現場の調整をして関係者が集まってくれました。

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集まったのは、設計士・大工の棟梁・解体屋さん・基礎屋さんの各職種です。これだけの複数職種のプロが集まって工事現場で見直しも含めた対応策を検討すれば、必ず問題解決は出来ます。

今回も、早々に図面の見直しと補強方法の追加が決まりました。そして打ち合わせが終わったら、その時点から即行動開始です。スケジュールは待ってくれません。これ以外の職種の方々に徹底するのは、私の役割です。

今回も、工事を開始していきなり修羅場を迎えましたが、打ち合わせ終了後には「これならいける」という確信を全員で持てましたし、異なる職種間での役割分担も再確認出来ました。また一つ、難しい課題をクリア出来そうで、私達にも力が付いて来ます。結局、仕事というのはこういう事の繰り返しであり、発生した問題を積極的に解決しようとする人にしか、実力は備わって来ないんだと改めて感じました。

そして問題解決力は、各分野のプロが協力して動く事でしか生まれて来ないんだと思います。バラバラでやってもうまくいくのは単純繰り返し作業であり、リフォームのようなカスタマイズが当たり前の仕事では、協力し合っていく事は、何よりも大切だと改めて感じました。そうしていると、仕事も楽しみになって来て、全てがいい方向に回り始めますね。明日の現場も、楽しみです。

クリーンレディ

2016年10月30日[更新]

先週から工事に着手したリノベーションに関して、施主様ご家族の女性陣が勢揃いしましたので、キッチンの仕様確認にクリナップに行って来ました。採用が決まったのはクリーンレディというクリナップの売れ筋商品です。今までも何度も採用させて頂いたのですが、改めて見てみると「クリナップのクリーンレディは使い勝手や収納性を考え抜いた、いい商品だな」と感心しました。

今日は特に吊り戸棚をオートにするか手動にするかを検討する事が第一目的でした。色んな食材や調味料を使用し、食器も多数使うキッチンでは、これは本当に役に立つものだと再確認出来ました。下の写真の手前二つが手動(ハンドムーブ)、その左奥が自動(オートムーブ)です。

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吊り戸が二つで両方がオートになると、こんな感じです。オートというのは、申し上げるまでもなく、ボタン操作で吊り戸が昇降する仕掛けになっています。

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そしてオートの場合、乾燥機能もありますので、洗った食器を乾かすのにも便利です。ここはクリナップのショールームなんですが、この棚に置いているようなものは今まで、キッチンのカウンター等にあったはずです。しかし吊り戸があると、それらのものを棚に置きながら使用出来るので、キッチンのカウンターが広々と使える訳です。

カウンター下の収納も、半端なくたくさん納まります。無駄な空間は全くありません

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そしてこの下には更にフロアコンテナと命名された収納があるんです。しかも、良く使うペットボトルがちょうど納まる高さなんです。

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フロアコンテナは床付近が奥に入り込んでいるので、カウンター越しに10cmほど奥の場所まで手が届くようになっているのも驚きです。

クリナップのキッチン開発者は、寝ても醒めてもキッチンの事しか考えていないんでしょうね。それ位、集中しないと、こういうものは生み出せないはずです。そういう熱意が、商品を見ていて伝わって来ます。

そして今回工事で楽しみなのは、洗エールレンジフードも採用されている事です。多くの方が油汚れで悩まされているレンジフードに汚れが付きにくいだけでなく、掃除するタイミングになるとランプで知らせてくれるし、お湯をセットしてボタンを押すだけでレンジフードの掃除が完了するんです。

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私が行う建築工事がいい事は絶対条件ですが、お客様満足を高めていくには、いい水廻り商品を採用頂く事も重要です。そういう意味でも、今回のリノベーション工事では大満足を頂けるための条件は全て揃ってますので、私の行う建築工事にも気合いが入ります。

完成は年明けの2月に食い込みそうですが、私もそれまでの間、クリナップのキッチン開発者と同様に、頭の中をこの現場の事で一杯にし、出来る限りの対応は全て行っていかないといけないなと改めて思いました。

殉教公園

2016年10月29日[更新]

1週間前から大分市内の久保山でリノベーション工事に着手しましたので、県道21号大分臼杵線を頻繁に使うようになり、現場近くの葛木を通っていると目に入って来た広々とした公園に立ち寄ってみました。

別に教会がある訳でもないのに、キリスト教の十字架が目立っていたので「何だろう?」と思って近くで調べてみましたら、キリシタン殉教記念公園となってました。

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公園の奥まで歩いて行くと、このような大きなモニュメントがありました。

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近くで見るとキリシタンを尋問している様子が描かれてまして、解説を読むとここは徳川幕府のキリスト教禁令に背いたキリシタンが処罰された場所だったようです。

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大分は、戦国時代にキリシタン大名として有名な大友宗麟が治めていましたので、日本国内でも特にキリシタンが多い地域だったようで、場所としては今の葛木を中心とした東部地区がその中心だったそうです。

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その記載の中で、私が面白く思ったのは、天領も含めた色んな藩の領地が入り組んでいる事です。

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現代の私の感覚では「この辺りは全部、府内藩の領地だろう」と思っていたのですが、府内藩の領地は下郡だけで、幕府の天領を始めとして、臼杵藩・肥後藩(熊本)・岡藩(竹田)・延岡藩といった、多くの藩が領地を取り合っていたようなんです。

こういう状況になった理由は恐らく、この辺り一帯が米作や港湾としての環境条件に恵まれた場所だったからではないかと思われます。

大分は旧国名が豊前・豊後で、総称して『豊(とよ)の国』と呼ばれています。

主食であるコメの産地であると共に、海上貿易に恵まれた港が複数存在する場所だったからこそ、大友氏のような戦国大名が生まれたんでしょうが、そういう地域は文化も進む代わりに政治的な影響も受けやすくなってしまいます。その一つの側面がキリシタンの弾圧であり、多くの被害者を出してしまう悲劇に見舞われたのでしょう。

殉教公園とモニュメントを見ていると、そういった感慨を覚えます。豊の国には、他にも多くの史跡がありますので、機会を見ながら私なりの解釈も交えつつ、これからも情報アップさせて頂きます。

住宅ストック循環支援事業

2016年10月28日[更新]

昨年まで住宅エコポイントとして実施された補助金事業が、平成28年度第二次補正予算にて住宅ストック循環支援事業として実施される事となりました。こういった補助金事業は、手続きがややこしいケースが多いのですが、弊社はTOTOのリモデルクラブに参加してますので、TOTOが独自の説明会を開催してくれるという案内が届きました。

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補助対象になるのが11月1日からの契約工事で、来年6月30日までの申請が対象ですが予算消化次第終了ですので、注意が必要です。

具体的な内容は、以前の住宅エコポイントとほぼ同じようです。

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最大30万円の補助金額ですが、通常の浴室リフォーム工事では10万円程度になると思います。しかしこれも、通常のリフォーム工事で10万円の値引きになるのと同じですので、そういう意味でかなりお得です。引き合いを頂いた方には、積極的にご案内させて頂きます。

南海トラフ地震の前兆か?

2016年10月23日[更新]

昨日(10月22日)の夜中3時半頃、大分市内でもハッキリと認識出来る位の大きな揺れがありました。公式発表では、大分市内は震度2(佐伯市は震度4)になってますが、私の体感では「震度3位ではなかったか?」という感じがします。今まで地震は何度も来てますが、今回はちょっと異質な感じがしています。

今年の4月3日に放映されたNHKスペシャル「巨大災害」をご覧になられた方は、番組内で解説されていた通りに事態が進行して来ていると気付かれていると思います。番組内では、熊本から九州山地を横切るラインが危険だと警告しており、実際、11日後に熊本地震が発生しました。その番組の中で、鳥取も大きな地震の可能性が高いという事が語られていて一昨日、鳥取が震度6弱の大きな地震とその余震によって大きな被害を受けています。

そして、4月3日のNHKスペシャル「巨大災害」の番組最後に解説されていたのが、下の図です。

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西日本で発生する地震によって日向灘沖のプレートが刺激され、それが南海トラフ大地震を誘発する、という事でした。要するに日向灘沖の地震が頻発して来ると要注意という事です。

実際に今回は、日向灘沖が震源でした。

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今回の地震で気になる事がもう一つ。距離が離れているにも関わらず、4月から地震が頻発していた阿蘇の産山村で震度3を記録しているという事です。

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単に状況からの推定になりますが、これまでの阿蘇地方の地震が日向灘沖の断層を刺激して来たのかも知れません。

そしてこれは私が東日本大震災を経験した際に学んだ事なのですが、プレート型地震の場合は何の前触れもなくいきなり来るのではなく、1週間位前から震度3~4程度の地震が頻発するようになっていたという事です。下の画像が、東日本大震災直前の地震情報です。大震災の前に、震度1が頻発すると共に、震度3~4程度の地震が毎日数回、起きていたんです。(画像をクリックすると、拡大して見れます)

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要するに、これから日向灘を震源にする震度3~4程度の地震が頻発するようになったら、早めの備えが必要になって来るという事です。

私も、リノベーション工事に着手したばかりの現場がありますので、もしもの場合でも大事には至らない様、最悪のケースを念頭に置きながら、あらゆる準備をしつつ進めていかないといけないなと考えています。私達は地震を避ける事は出来ないのですが、被害を最小限に抑える減災やリスクを抑える取り組みは可能です。それらを全くやっていなかったら、被害を拡大してしまうというのが、これまでの大震災から学んだ教訓だと思います。

明日から4日間、出張になりますので、その間、ブログはお休みさせて頂きます。

金池モデルハウスの温湿度

2016年10月22日[更新]

今日は朝から一日中、小雨が降り続いてましので、温度はそれほど高くないもののジメジメした一日で、こういう日は洗濯物が乾かなくて困る方が多いと思います。因みに、ネットで検索出来る大分市内の気象台データは以下の通り、湿度が一日中約95%で推移してますので、ジメジメしてて当然です。

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今日の私の行動は、ほとんど一日中、現場対応やお客様対応で外出していたのでジメジメした中で過ごしていたのですが、金池モデルハウスに戻って足を一歩踏み入れると快適そのものでした。温湿度データを見てみると、以下の通り、温度が20.9℃、湿度が68%です。

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金池モデルハウスにずっといると、外の過酷な温湿度環境が嘘の様です。エネルギーを使わずに、快適な住環境を実現出来る点がポイントだと思います。地元の建材を活用してこういう快適な住空間になるので、もっと広げていく必要があるなと改めて感じました。

気候が良いと、湯布珪藻土空間の良さも感じにくいのですが、ジメジメしたり蒸し暑かったりすると、違いがよく分かります。湯布珪藻土で調湿された家にいると、カビも生えないので、本当に快適そのものです。興味のある方は、是非、寒い日やジメジメした日に金池モデルハウスにお越し下さい。体感するのが、一番です。

アキレスさん来社

2016年10月21日[更新]

金池モデルの断熱材としてアキレス社製のNDパネルという断熱材を採用させて頂いて以来、私もそのダントツの効果を体感しましたので、弊社としても普及促進に努めています。そして今日、東京にあるアキレス社の断熱資材販売部より後藤さんが現場確認にいらっしゃいました。(写真右が後藤さん、左が神山さん)

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お二人とも断熱の専門家ですから、到着早々、断熱談義に花が咲き、後藤さんが金池モデルハウスを一通り見学されてから、より有効なデータ把握をするため、キッチン床下に温湿度計の再設置をされました。こういったデータ取りは、私共も大歓迎です。

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今日は、新たに出来た床下断熱材のカタログもお持ち下さいましたので、私も早速、採用出来る現場を検討していくつもりです。

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アキレス社の断熱材モデルハウスは、弊社の金池モデルが第一号だそうですので、アキレス社の社員さん達もドンドン来て頂き、シッカリとデータも採って、社内でも有名なモデルハウスにして頂ければと考えています。そして、健康で快適な住まいを広げていければ何よりです。

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今日は1時間程度の滞在でしたが、次回はもっと長時間滞在頂いて、様々な情報交換をしたいです。専門メーカーの話しは、私にとっても大変参考になりますので。

メーカーの方々と、こういったいい意味での深い関係を構築していく事も、より良い家作りに繋がって来ると私は考えています。これからの展開が、楽しみです。