過去の歴史を振り返ってみると、大分県は約100年のスパンで南海トラフ大地震の被害に遭っているようです。そして政府からも30年以内に70%という発生確率が公表されています。こういう予想は外れるに越した事はないのですが、地震はある日突然、襲って来ますので「いつ来ても良いように、最悪の事態(家屋の倒壊)を避けられる程度の準備をしておく事」が重要です。大分県内の各市では、そういう備えのため「耐震工事費の3分の2まで、最大80万円の補助金を助成する」という耐震補助金の制度を準備して下さっています。
この制度を利用する際、個人で提出資料等の手続きを対応するのは相当に大変な作業になって来ますので、㈱ホームチームにご依頼頂ければ、全ての手続きを代行しております。
この制度には「昭和56年5月以前に建てられた家が対象」「年度予算である」「予算枠がある」「登録された建築士による耐震診断が前提になる(最大3万円の補助アリ)」といった縛りがありますので、当方にご確認頂ければ個別にご説明させて頂きます。
では「どういった工事になるのか」という点について、一例をご紹介させて頂きます。
具体的には「壁を強くする」「基礎を補強する」「屋根を軽くする」といった対策がありますが、ここでは最も多い「壁を強くする」対策工事の一例をご紹介します。
家全体のバランスを考え、最適な箇所に耐震壁を設置するため、壁を解体して桁・柱・土台を専用の耐震金物で緊結します。
これは、桁と柱を緊結している柱頭金物。
こちらは、柱と土台を緊結している柱脚金物です。
こうやって、桁・柱・土台を固める事で四隅を固定させ、その上で専用の耐震壁を嵌め込みます。
熊本地震で倒壊被害に遭った家屋の調査により、2階の壁の下に壁を設ける直下率が重要な指標にされ始めました。力の弱い箇所を作るとその部分から被害が拡大しますので、こういった耐力壁を必要な箇所に設ける事で、大震災の備えになります。「行政が支援してくれている今のうちに備えをしておきたい」という方は是非、お問い合わせ下さい。