明野東交差点にコメダ珈琲店が開店した事によって、大分に居ながらにして名古屋感覚とでも言えそうな不思議な体験が出来るようになりました。
その象徴と言えるのが、今年の冬限定メニューとして登場したチョコノワールです。
どういうものかと申しますと、デニッシュパンの上に、甘くて冷たい大量のソフトクリームと、酸味のあるイチゴが乗った、普通の感覚では「そんな組み合わせ、有り得ないだろ!」とでも言いたくなるようなものなんです。このごちゃ混ぜ感こそ、「あんかけスパ」を生み出した名古屋人にしか出来ない発想の様な気がします。そしてこれが、そのチョコノワールです。
この丸いクッキーも限定品だそうで、無くなったら三角のものに変わるとの事です。こういう所にも、限定品と言って、消費者心理をくすぐる工夫をしてる点、名古屋らしさが出てますよね。
しかしこれが食べてビックリ!!寒い冬にも関わらず、パンとソフトクリームとイチゴが合うんですよ!カロリーの高さを忘れてしまう位、一気に食べてしまいました。
そしてこのチョコノワールを食べてしまってから欲しくなるのが、苦めのコーヒーなんです。やっぱりコメダはコーヒー屋さんです。豆のサービスが付いてるのも、いかにも名古屋ですね。
大分県で生まれ育った私は、どんなに転んでもこういう発想は出来ない気がします。驚かせつつも満足させ、最後は本業のコーヒーで締めるという、名古屋の学校で教育していなくても、こういったビジネス感覚が名古屋人には備わっているんでしょう。さすが、戦国の3大偉人(信長、秀吉、家康)を生み出した土地柄です。
しかし今でも私が理解出来ないのが、この遊び心です。
以前、名古屋駅の地下にあるコメダ珈琲店内で、10人位の女子高生が上記のような不思議な容器に入ったカラフルな飲み物を、恥ずかしげもなく皆で飲んでたんですよ。あの時の光景は衝撃的で、大分県の女子高生では、そういった行動パターンは有り得ない気がします。
大分県の女子高生が、こんな容器で普通に飲んでる姿は見たくないような気もするし、そういう保守的な意識だから、大分県人は天下を取れないんでしょうかね。コメダ珈琲店は、明野に有りながら不思議な空間になって来つつあります。こうやって段々、名古屋人に染まっていくのかな?