私の出身地である大分県宇佐市には、全国八幡宮の総本社である宇佐八幡宮があります。私が高校から大学生の頃は、大みそかの深夜に宇佐八幡宮へ初詣に行き、そこで会った同級生と夜通し遊んでいた記憶があります。それ位、宇佐市民にとっては重要なお宮でもあります。
宇佐八幡宮と言えば、朱塗りの鳥居がシンボルです。
遠くからのアングルになりますが、雪の日の参道の大鳥居もいいですよ。
天皇家からの使者が通るために作られた呉橋(くれはし)も重要文化財に指定されていますが、残念ながら、宇佐八幡宮の正式行事の時以外は通れません。
上宮(じょうぐう、うえのみや)までの参道には禊(みそぎ)の場所もあり、太古の時代には、位の高い限られた人だけがここで禊をし、上宮へ参詣していたのかも知れません。
そしてここが上宮です。
雪が降ったら、一層、風情があります。
日本史の教科書にも載っていたのですが、平安時代に弓削道鏡が天皇の位を狙っているという事で、宇佐八幡宮神託事件が起こっています。その時、使者として遣わされた和気清麻呂(わけのきよまろ)の像に、祈祷殿でお目にかかれます。
宇佐八幡宮に関しては、最近、話題になったパワースポットや、古くから続いている能楽堂もありますので、別の機会に御紹介させて頂きます。