月別アーカイブ: 2016年12月

出光史料館

2016年12月15日[更新]

皆さん、石油元売りの出光興産という会社をご存知かと思います。現在、公開中の映画『海賊とよばれた男』の主人公モデルが、出光興産創業者の出光佐三さんで、これから益々注目される事になりそうですので、情報アップさせて頂きます。

百田尚樹氏の小説を読んで、既にご存知の方も多いでしょうが、今回の映画上映によって、出光佐三さんの偉大な功績がクローズアップされるのではないかと思います。私の知人にも、小説を読んで感化された方が多数、いらっしゃいます。

そういう方にオススメな場所が、北九州市の門司港にあります『出光史料館』です。何故、門司港にあるのかと申しますと、そこが出光興産の創業地だからです。門司港のレトロ地区にあります、こういう建物です。

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入口を入りますと、出光史料館と美術館に分かれています。

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史料館では、小説にも出て来た、色んな実物が楽しめます。

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そして、出光さんが遺された名言の数々。

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史料館では、出光佐三さん直筆の書も見れます。

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小説の中では、出光さんの先祖が宇佐八幡宮の宮司の家系だと紹介されてましたが、その真偽は分かりません。出光という苗字は珍しいのですが、実は私の実家近くに、そういう地名が残っているんです。国道10号線で、宇佐駅から大分方面に向かって行くと、すぐに地名が目に入るようになります。

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個人的には、ここが出光一族の先祖が暮らしていた地域ではないかな?と思ってます。どちらにしても、出光佐三さんが大分県にゆかりの方である事には変わりがないでしょう。私もまだ映画は見てませんが、時間を作って見に行きたいと考えています。

同業社の連携

2016年12月14日[更新]

地域内の同業社同士は、競合他社という事になりますので、お互いの交流はないのが普通です。しかし、日本ハウジングとホームチームは、価値観を共有し合える会社同士で情報も共有し合って、他社の良い点を認めつつ、自社の特徴も出していきながら地域内に特徴のある会社が共存し合える状態を創り出したいと考えています。

そういった取り組みの一環になって来るのですが、戸次の玉井木材センターさんの展示場(ハウステリア)改装工事で、弊社が湯布珪藻土の塗り壁に協力させて頂きました。まだ完成していませんが、今のところ、こんな状態です。

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床と腰壁には、色んな種類の杉材が使われており、その上の塗り壁部分が湯布珪藻土です。これから、インテリアの検討も進めていかれるようですが、それと並行して、トイレの臭い対策も含めた体験トイレを作りたいというご相談を頂きました。そうなって来るとホームチームの得意分野で、既に何件も実績がありますから、是非とも協力させて頂きたいと考えています。

住設機器や建材は、各社が仕入れる事になって来ますが、トイレの調湿・臭い対策には湯布珪藻土は不可欠です。そしてその生産メーカーは日本ハウジングですので、どうしても私達の対応が必要になって来ます。

日本ハウジングとホームチームも、100%自然素材の湯布珪藻土を自社開発したとは言え、それを独り占めするよりも普及に力を入れ、一人でも多くの方に使用して頂いて、省エネと快適性を両立した生活を広めて参りたいというのが偽らざる本音です。

大分の方々が、それぞれ特徴のある地域の会社から、自分達のしたい生活を実現してくれる会社を選べる状態を創り出していく事が、真の意味での地域密着の取り組みではないかと考えています。地域内連携には、これからも継続して力を入れていきたいと思います。

鶴崎が生んだ偉人

2016年12月13日[更新]

私達が教科書で学ぶ歴史は、どうしても勝者側が作った話しが多くなってしまうため、過去に生きていた人達が実際に経験した事を知る機会は、意外と少ないものです。大分県内を歩いていると、隠れた偉人の話しに出くわす事があります。私が鶴崎で仕事をさせて頂いている際に、幕末の鶴崎に「知来館」という塾を開いていた勤王家『毛利空桑(もうりくうそう)』という方がいた事を知り、資料館に残された資料から、色々と学ばせて頂きました。

鶴崎高校に隣接したエリアが塾跡地の様です。

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当時、勝海舟坂本龍馬も訪れていたようですので、もし時代の波に乗ったら、松下村塾のようになっていた事でしょう。(そうなるのが良かったかどうかは別の話しですが)今年に入って、勝海舟と坂本龍馬の銅像も建てられたようです。

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私も深く知っている訳ではないので、毛利空桑について語る資格は無いのですが、こういう記念館に行くと、自分が今まで知らなかった色んな事実を知る事が出来ます。

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私が最も関心を持ったのは、当時の地図を見て、色んな考察が出来た事です。「幕末の頃、いかに鶴崎が栄えていたのか」そして「なぜ鶴崎が肥後藩領だったのか」が分かります。下の写真が、江戸期の鶴崎の古地図です。鶴崎川に隣接して、大きな米蔵があった事が分かります。<画像をクリックすれば、拡大して見れます>

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江戸時代は、物資の輸送を海上輸送に頼っていました。特にお米を大消費地へ輸送する際、陸上を荷車で押していくには無理があったため、海上輸送に頼るしかありませんでした。しかし遠浅な港が多かった日本では、沖まで小船で運び、そこで積み替えないといけなかったんです。その点、鶴崎の海は大野川の支流になる鶴崎川と乙津川の水深が深かったため、大船に積んだまま入港出来た訳です。古地図を良く見れば、米蔵の場所には、川から直接入り込めるようになっていた事が分かります。

そして興味深いのが、下の地図です。熊本から阿蘇を越えていけば一直線で鶴崎に辿り着きます。従って、参勤交代の際にも、熊本から鶴崎まで来て、ここから船で瀬戸内海を通って江戸へ向かったそうです。当時の鶴崎の宿も、さぞ繁栄した事でしょう。こうやって考えていくと、肥後藩主だった加藤清正がわざわざ鶴崎を飛び地にしてまで肥後藩領にした理由が良く分かります。

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鶴崎はこのように、時代の必要性から地の利に恵まれていたため、商業都市として繁栄し経済的に豊かな地域となり、その経済力を背景として、毛利空桑のような偉人も生み出したんだと思います。日々の生活が食べるだけで精一杯だったら、勤王思想も語っていられなくなりますから。

近くのお寺には、加藤清正の銅像がありました。何故、鶴崎に加藤清正の像があるのか、疑問だったのですが、毛利空桑の資料館に行って、その謎が解けた気がします。

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そして、鶴崎が府内の雰囲気と違っている事も、分かった気がします。地域を知るには、歴史と共に地形を学び、そこに考察を加える事が大切ですね。

美味しい店、発見

2016年12月12日[更新]

食べ物屋さんのチェーン店と言えば、普通はどこのお店でも同じ味になるようにすると思いますが「ここはちょっと違うな」というお店を大分市花園で発見しました。国道10号線の古国府と府内大橋の間に見えて来るこの看板のお店です。

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十五万石は大分市や別府市のアチコチにありますし、私も他の店舗を利用した事があるのですが、花園店では継続して利用しリサーチしてみる必要性を感じました。

今日、最初にトライしてみたのは、夜のA定食です。

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私の気を引いたのは、この特製ラーメンです。

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豚骨ラーメンですが、いつものコッテリ感が少なく「手を掛けてるな」といった感じがしたんです。そこで、店長さんに声を掛けてみて話しを聞いてみました。

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やはり私が感じていた通りで、かなりオリジナルな工夫をされているそうです。店長さん自身も、ラーメンを食べると胃にもたれる事が多かったそうで「自分でも毎日食べても大丈夫なラーメンにしよう」と考え、様々な工夫をして生まれたのが上記の特性ラーメンなんだそうです。店長さんとは初対面でいきなり質問させて頂きましたので具体的にどういう工夫をしているのかについてはまだ聴き出せてません。これは今後の私の課題です。

メニュー表を見ると、続けて訪問出来るだけの様々なメニューがあります。

麺類焼き飯も、種類が豊富ですし、

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各種定食丼モノカレーもあります。

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替え玉サービス

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お昼のランチもお得な様です。

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定休日は火曜ですが、土日も営業しているみたいなので、暫く通ってみて色んなメニューを試してみたいと思います。

何か発見がありましたら、本ブログにアップさせて頂きます。

空気の乾燥に注意

2016年12月11日[更新]

今年も冬がやって来て、空気が乾燥する季節になりました。ここ数年、ニュース番組でこの話題が取り上げられる機会も増えて来たと感じます。それだけ空気の乾燥は、多くの人を悩ませている問題なんだと思います。

一昨日も報道番組で、下の写真のような内容が取り上げられていました。静電気・インフルエンザ・肌荒れ等、どれも鬱陶しくなる問題ですよね?

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では、空気の乾燥に対して、どういう方策を採っているかというと、次の通りです。

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湿気を取り込もうとしている方は、わずか12%にとどまっています。私のブログで繰り返し申し上げていますが湿度を50%以上に維持する事が、最も効果的な打ち手なんです。

「高断熱+杉床+湯布珪藻土の家」で私は毎年やっている事なんですが、加湿器を使うよりもストーブにヤカンを置き、蒸気を湯布珪藻土の壁と天井に吸わせると、蒸気の持つ熱エネルギーが輻射熱効果となって体感温度を高め、ポカポカの快適空間を生み出します。

金池モデルハウスでは、これまで壁に蓄積されて来た湿気があるので、まだエアコンを付けるだけでも湿度を50%以上に維持出来てますが、朝晩が冷え込むようになって来ましたので、ストーブとヤカンを準備しました。

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金池モデルハウスの様な「高断熱+杉床+湯布珪藻土」の家では、冬対策はこれだけで万全です。最近、朝晩が冷え込むようになって来ましたが、まだそれほど寒く感じないので使用してませんので、湿度が50%を切るようになってから使い始めたいと思います。ポカポカの快適性は既に経験済みですから、半分ワクワクするような感じですが、そうなると金池モデルハウスを離れられなくなりますので、それが悩みですね。

オススメのお寿司屋さん

2016年12月10日[更新]

お寿司屋さんというと「値段が高い」というイメージがあったのですが、格安のお寿司屋さんとして回転寿司が登場しました。しかし意外と少ないのが、リーズナブルな値段で本格的な寿司が堪能出来るお店ではないでしょうか?

そういうニーズを持たれている方にオススメなのが、別府の青山通り沿いで別府公園に隣接した場所にあります「金太郎」さんです。この看板が、目印です。

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入口はこんな感じで、

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これがテーブル席です。

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私は入りませんでしたが、畳の部屋もあるみたいです。

メニューも豊富で、回転寿司とあまり変わらない値段で本格的なお寿司が楽しめます。

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これが、金太郎さんのおすすめメニューとの事でしたので、私は味噌汁付き海鮮丼を注文しました。

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味噌汁も本格的な「お寿司屋さんの味噌汁」です。

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海鮮丼をアップにします。(画像をクリックすると、拡大して見れます)ぶり・鯛・まぐろ・いか・あじ・・・と相当に贅沢な気持ちになって来ると思いませんか?見ての通りネタも新鮮で、味もグーです。

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持ち帰りの海鮮太巻もオススメだそうです。

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見るからに美味しそうでしょ?これを囲んでお昼ご飯を食べたら、相当、盛り上がりそうな気がします。

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私の次の課題は、岩塩にぎりセットですね。

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刺身定食も気になります。

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どれも、リーズナブルな値段で本格的なお寿司が堪能出来る事、間違いありません。別府は本当に、楽しめるコトの多い地域です。

別府復興建設券が届きました

2016年12月09日[更新]

熊本地震によって被害を受けた方は、国の災害救助法に従って「全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊」といった区分けでの罹災判定を受けるのですが、法律の性質上、一部損壊だった方にはほとんど何も援助がありません。今回の熊本地震は、直下型だった事に加えて揺れた時間も短かったため、住宅被害を受けた方の大半は、修繕工事だけで生活出来る程度に直せると判定され、大分県内ではほとんどの世帯が一部損壊の罹災判定しか受けられなかった(=補助金は出ず、全て自費で予定外の出費にて生活出来る状態まで修理する)ようです。

しかし、罹災判定が一部損壊でも様々な修繕工事を行う必要があるケースが大半ですので、そこそこの修繕費用が掛かってしまいます。そこで、国の災害救助法では救えない地域住民のために別府市が独自で創設したのが「べっぷ復興建設券」です。こういった、国が全国一律でしか出来ない対応を、地域の実情に合わせて補う施策を採るのが地方自治体の役割だと思いますし、それを即座に実行した別府市には拍手を送りたいと思います。

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べっぴょんも応援してくれてます。

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私もこの施策を知ってからお客様へオススメしていたのですが、今日、べっぷ復興建設券がお客様の元へ届きました。

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施主様は既に、一枚4万円で購入されてます(額面5万円ですので、1万円が補助金)ので、私が工事完了後に写真の報告書と共にこれを別府市に提出すると、弊社に同額が振り込まれるという仕組みです。

ここまで、別府市に確認しながら進めて来たのですが、手続きも判定も簡易な手続きで済みましたので、オススメ出来る施策です。

通常は、補助金を受けるとなると面倒な手続きやハードルの高い審査が必要になって来るのですが、今回のような震災といった不測の事態への対応ですから、別府市が「利用しやすい工夫」をしてくれているのは、大変助かります。

役所の方は「やって当たり前」「不十分な対応の時だけ非難される」といった事が多いと思いますが、いい事をしてくれた時には、心からの賞賛を、声にして届けるべきだと思います。別府市のこの取り組みについては、私も引き続き、賞賛の声を送り続けたいと思います。

宇佐市民も分からない謎

2016年12月08日[更新]

宇佐市四日市の本願寺別院様の門前町に『親玉本舗』というお店があるのですが、親玉本舗って何の事だか分かりませんよね?実は、創業80年の老舗和菓子店なんです。こんな店構えです。

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「親玉」の意味は分かりませんが、創業者が名付けたようです。お店の人に聞いても、親玉という名前の由来は分からないそうです。私も幼い頃から、分かりませんでした。

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その由来になっている親玉饅頭というのがこれです。

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アップで見ると、美味しそうな蒸し饅頭です。

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餡も美味しそうですよね。本当に、美味しいです。

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このお店にはもう一つ、名物になっている有名な和菓子があります。それは「鬼瓦最中(おにがわらもなか)」で、下の写真の下段のお菓子です。

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お店の入口にも大々的に展示されてます。

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ここでまた疑問になるのが「何故、鬼瓦なのか」ですよね?この説明が店内にありました。その写真が、これです。

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これは平安時代中期の958年から続く重要文化財:豊前芝原善光寺様の本堂で、鬼瓦をアップで見ると、

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この鬼瓦の形をした最中の様なんです。

という事になると、ここでまた疑問なんですが、本願寺別院の門前町にある親玉本舗で何故、車で10分以上かかる善光寺さんの鬼瓦がお菓子の名称になっているのか?本願寺別院さんにも、立派な鬼瓦があるのに・・・

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山門の扉も、お菓子のネタに使えると思うんですけど・・・

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宇佐は私の故郷で、先日もNHKのあさイチで紹介されて全国ネットになったのに、まだまだ地元民でも理解と説明が出来ない事の多い、謎多き地域です。ただ単に、宇佐の人はあまり深く考えないだけなのかな?

体の芯から暖まるお風呂

2016年12月07日[更新]

お歳暮のリンゴを配りながら、工事させて頂いたお客様宅を回っていると、浴室工事をさせて頂いた方が必ずと言って良いほど仰られるのが「お風呂が温泉みたいに暖かくて、体がポカポカに暖まる」「温泉に行く必要性を感じなくなった」という事です。この言葉は単に「寒くなくなった」という事とは、次元の違う効果だと思われます。

確かに「温泉は体の芯から温まる」という事はよく言われて来てましたが、私が心掛けている「断熱性能の高いユニットバス」でも同じ言葉が返って来ています。私は今まで「温泉の成分が体を温めているんだ」と考えていましたが、どうもそれは違う様です。

これが、私の工事したユニットバス。

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そしてこちらが、別府のポカポカに温まる温泉です。

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体をポカポカに温かくする、両者の共通点を考えてみた結論ですが、恐らく「浴槽内だけでなく、壁・床・天井が温かいから」ではないかという仮説を立ててみました。温泉は常に蒸気が立ちこめて壁や天井を温めているし、(特に別府では)床にも大量のお湯が流れて床を温めているからです。

という事で、私が賃貸で借りているアパートの寒いユニットバスの壁・床・天井に熱いお湯を当てて温めて実験検証してみたところ、同じように体が温まったんです。

従いまして壁・床・天井の『輻射熱効果』が体をポカポカにしている、というのが私の至った結論です。断熱性能の高いユニットバスでは熱が逃げないため、浴槽の蒸気や掛かり湯だけでも壁・床・天井が温かくなりますので、温泉と同じような輻射熱効果が得られるんだと思います。私もここまで考えて断熱性能を上げて来た訳ではないのですが、お客様の声を聴く事で、その効用を知る事が出来ました。

今週から、大分でもかなり冷え込む日が増えて来ました。これから断熱性能の高いユニットバスが最大限の効果を発揮する季節に入って来ますので、工事をさせて頂いたお客様には継続して、ご使用後の声を確認して参りたいと思います。

小倉薬師温泉「丘の湯」

2016年12月06日[更新]

今日は久々に温泉紹介のコーナーです。別府八湯の中では鉄輪温泉に分類されてますが、場所的には明礬温泉にも近い、小倉薬師温泉「丘の湯」さんをご紹介させて頂きます。

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この温泉には、何故「薬師温泉」という名称が付いているのかと申しますと、薬師様にお守りされているからなんです。

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入泉させて頂く際には、行き帰りに必ずお参りしましょう。

この温泉が何で有名なのかと申しますと、少し古い話しになりますが、九州大学別府病院(温研)の先生が「原爆症に効果がある」という研究成果を発表され、多くの被爆者の方々が湯治にいらしたからなんだそうです。

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こんな事はあってはならないのですが、もし近くの原発で事故が発生し、漏れた放射性物質が大分に流れて来たとしても、丘の湯に行けばいいという事です。その時は、入れない位の混雑になってるでしょうが・・・

そんな効能のある温泉ですが、浴場自体は別府ではいたって普通の湯船があるだけの公共浴場です。ただし、木製の湯船は風情がありますね。

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その上、綺麗に澄んだ源泉の湯が大量に溢れてます

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湯船の奥にある、ここが源泉です。

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脱衣場も隣接した部屋続きになってますので、浴室内から眼を光らせておけば盗難の心配もありません。

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こんなにいい天然温泉なんですが、入泉料は、ここもやはりたったの100円です。コンビニのドリップコーヒーと同じですね。しかも、100円玉を自主的に投函する仕組みですので「いい温泉だったな」と思ったら、もう一枚位、チップとして入れるようにしましょう。

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玄関を出たら、そこらじゅう一杯に湯けむりが上がってますので、いかにも温泉といった風情も味わえます。

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こういうのが日常的な風景ですから、大分はやはり「おんせん県」と呼ばれるに相応しいと思います。観光客様も随分、戻って来たみたいだし、大分県民も遠慮する事無く、自分達で積極的に楽しむようにしましょう。そうでないと、大分に住んでる意味がないですから。