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耐震工事、増加の予感

2017年02月01日[更新]

大分県では、昨年4月に由布市・別府市を中心に震度6弱の地震に襲われたからでしょうか、耐震改修工事のご依頼が増えて来ています。そして私の受注案件としても、1月30日より新たに耐震化工事に着手しております。今日は「耐震化工事ではどういう事をするのか」について、ほんの一部ですがご紹介させて頂きます。

大分県内の各市で主催している「木造住宅耐震化促進制度」というものがあり、この事業を利用する事で、最大80万円の補助金を受ける事が出来ます。今日のところは、この制度に関する説明は割愛させて頂きますが、弊社の場合、出来る限り、この補助金を受けるようにしています。

そして耐震化工事に関しては、ダイケン社製のダイライトという耐震壁を設置する工事になるケースが多いです。ちょうど今、行っている工事でも、基礎を新設したり、新たな壁を作ったりという事は場所によって違いますが、ほとんどダイライトという耐震壁を施工する事になっています。

こういう箱に梱包して納入されて来ます。

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ダイライト壁を1箇所施工するのに、これだけの部品が同梱されて来るんです。

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下の写真の様な、専用の釘まで入っています。

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施工に際しては、土台・桁・柱の間にキッチリと嵌め込むように施工しますので、床や天井の一部解体が必ず必要になって来ます。そして、四隅に専用の金物を取り付けます。

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こういう準備作業を行った上で、ダイライトを取り付けると、次の写真の様になります。

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最終的には、この上を塗り壁にするなどして、工事は完了します。

ただし、どの箇所にどれ位の耐震壁を設置しないといけないかは、登録された建築士による耐震評価に従って決定します。因みに今回の私の工事現場では、新設壁を含めて16箇所のダイライト設置が必要ですので、結構、大掛かりな工事になってます。

私達リフォーム会社も、大分県内に1軒でも多く、耐震基準を満たした家屋を増やしていくように心掛けていきたいと思います。来年度分も、既に1軒、決まってますので、これから益々増えて来そうです。

エキスパンション

2017年01月31日[更新]

リノベーション工事をする際、10㎡未満の増築であれば確認申請が不要となりますので、小規模な増築を伴うケースはよくあります。しかし増築した建物が大震災に襲われると、古い建物と新しい建物の境目の部分でお互いに違う動きをするため、強度の弱い側の建物が大きな被害を受けてしまう事が、実際の震災経験から判明しています。

ではそういう場合、どんな対応をしておかないといけないかと申しますと、建物同士の縁を切って、エキスパンション・ジョイントという可動域を設けた仕掛けを施しておく必要があります。ちょうど今、工事中の現場で施工していますので、ご紹介させて頂きます。仕上がり状態を写真で見ると、こんな感じになります。縦に入った黒い板金がエキスパンション・ジョイントで、この部分が増築の境目に当たります。

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ここの下地がどうなっているかと申しますと、下の写真の通りです。

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私も、東日本大震災を経験してますので、増築部分が大きな被害を受けている事例を多数、見て参りました。どこまでやっても完璧という事は無いのですが、出来るだけの事をやっておく必要性は感じています。こちらのお宅でも、地震が来なくて、こういった仕掛けが必要ないまま過ごせるのがベストですが「天災は忘れた頃にやって来る」ものですので「備えあれば憂え無し」だと考えています。

喜楽や

2017年01月30日[更新]

今日から大分市内で耐震改修工事が始まりました。工事現場の周りには飲食店が非常に多いので「新規開拓するぞ!!」という意欲を掻き立てられます。施主様に「お昼ご飯はどこがオススメですか?」と質問してみたところ「ワンコイン野菜もお代わり出来る『喜楽や』さんがいいんじゃないかな?」と教えて下さいました。私は知らなかったのですが、喜楽やさんって、大分市に本社があるジョイフルのグループ会社だそうで「大分の会社なら、尚の事、応援しないといけないな」という事で行ってみました。国道197号線沿いの萩原と牧に挟まれた場所で、この看板が目印です。

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お店に入ってみると、定食メニューは本当にワンコインの500円でした。

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どういう店か、システムを全く知らずに入りましたので少々戸惑いましたがセルフ方式でした。

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注文したのが、一番ボリューム感のありそうなチキン南蛮定食です。

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初めてでシステムが分からず卵焼きを取ってしまいましたから、これで600円です。

御飯と味噌汁だけでなく、キャベツもお代わり自由というのが、大きな魅力ですね。

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そして何と、食後のコーヒーもサービスで付いてるんです。

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大分の優良企業だけあって、サラリーマンや職人の気持ちに寄り添ったサービスは、さすがです。店内にはほとんど男性ばかりで、女性が行きやすいお店がジョイフルなんでしょうね。こういった、ニーズに応じて店を分けてる点も、マーケティングがシッカリしています。地元の会社だと身近に学べますので、そういった観点からも、引き続き通いたいと思います。(単に「たくさん食べたい」という欲からではありませんから、念のため)

耐震補助金申請状況

2017年01月29日[更新]

大分県内の各市で積極的に推進している平成28年度 耐震補助金(耐震診断を行った上で耐震工事を実施した場合、対象工事の3分の2、上限金額が80万円までの補助金が受けられるという制度)の申請状況が、今朝の大分合同新聞に掲載されていました。

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記事によりますと、診断・改修工事とも前年度の実績を大きく上回っているそうです。

大分県内全体では、診断:36件→221件、改修工事:41件→129件、ですので、どちらも大きく前年を上回っています。

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特筆すべき点は、昨年4月に大きな地震に見舞われた別府市が、大分市の2倍以上の耐震診断を実施しているという点です。そして記事にはあえて書かれていませんでしたが、改修工事についても、実は別府市は予算枠を越える申請があったため、42件で打ち切られているんです。私も別府市で1件、申し込みに行ったのですが、予算枠一杯という事で、翌年再申請するように指導を受けました。もし予算枠が無かったら、別府市の改修工事は、もっと多かったはずです。

別府市が突出している理由は実際に地震被害に遭ったからです。大分市は隣りなんですが、まだ「大丈夫だろう」という気持ちがある様で、あまり積極的には動いていない様です。

私は明日からも1件、耐震改修工事に入りますので、工事完了の締め切り(2月末報告書提出)に間に合うよう、頑張りたいと思います。

実を申し上げますと、この制度は私達リフォーム会社としては、手が掛かるだけで「あまりやりたくない」というのが本音なんです。しかし、南海トラフ大地震が予想されているし、耐震性の高い住宅が1軒でも増える事が望ましい訳ですから、面倒臭いなんて言わずに、少しでも実績が上がるように頑張りたいと思います。

珪藻土の語源

2017年01月28日[更新]

日本ハウジングとホームチームが塗り壁材に使用している湯布珪藻土。「珪藻土」と言っても一般にはあまり馴染みが無いようで「学校の理科でも習わなかったし、一体、どういうものなんだろう?」という疑問を抱かれている方が多いようですので、今日は「珪藻土の英語名の語源」について、ご紹介させて頂きます。

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<上の写真は、珪藻土の原石>

珪藻土は英語名でダイアトマイト(diatomite)と呼ばれています。この言葉、何かに似てると思いませんか?実は珪藻土は、ノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベルさんの開発したダイナマイトの語源なんです。

ダイナマイトの爆発力の元であるニトログリセリンを浸み込ませて保持するための材料が見つからずに苦慮していた時「水分や油分を大量に保持出来る材料は無いか?」という実験をしていた際に、最終的に成功したのが珪藻土だったのです。珪藻土を拡大して見ると、下の写真の様な小さな穴が大量にあって、そこに吸い込まれていくんです。

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珪藻土は実は、かなり以前から、高い吸水性・保温性・耐火性・断熱性・絶縁性等を有する優れた材料として、研究者の間では知られていた素材でした。しかし何故、住宅用建材として使用されなかったかと言うと接着能力が無かったからなんです。分かりやすく言えば「壁にくっ付かなかった」んです。従いまして、一般的な住宅建材では接着剤を混ぜて塗り壁にしている訳です。しかし接着剤を使用すると、上の写真の様な細孔が埋められてしまい、珪藻土が本来持っている特性が消えてしまうんです。

という事で、私達が使用している湯布珪藻土は、粉砕や乾燥の方法を工夫する事によって高い粒子強度を持たせ、イメージ的には鍵状にガチッとくっ付くような形で壁材として使用している訳です。実はこの事が100%自然素材の珪藻土建材を生み出す事が出来たブレイクスルーのポイントでした。

この点は、単に「珪藻土」という言葉で一括りには出来ない重要なポイントです。

これからも時々、こういった素材特性開発秘話についてもご紹介させて頂きます。今日のところは、これまでです。

新米大統領就任と稀勢の里優勝

2017年01月21日[更新]

2017年1月21日は、日本で生活する私達にとっても、大きな話題が生まれた1日となりました。そのうちの一つが、トランプ新アメリカ大統領就任であり、もう一つが日本中が長年待ち焦がれていた稀勢の里関の優勝です。

これら2つの事に関係は全く無いのですが、それらを巡る人々の反応から、関連性を考えるべき事があると思うのです。

まずはトランプ大統領の就任について。この事を巡っては、多くの方々が色んな意見を述べられています。「自国内の話しに終始していた」「小学生でも分かる言葉が繰り返され、戦略の中味が見えてこない」といった批判が多いようです。それはその通りかも知れませんが、少し深く考えてみる必要があると思うのです。

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トランプ氏が最重要視しているのは「米国内での雇用増」です。恐らく「雇用を増やす事は国民所得の増加消費拡大に直結しあらゆる政策の基盤(ベース)になるものであって、これが確立されないと何をやっても波及効果に繋がらず成果を生み出さない」と考えているのではないでしょうか?

私の考えでも、これは正しいと思うのです。私が見る限り、メディアでは誰も語っていない論点ですが「高度成長期の日本の経済政策が機能したのは何故か?」と考えると答えが見えて来ると思うのです。今と当時の状況の違いは、

①日本国内で不足する資源は海外から輸入し、国内で加工して製品を輸出する形態が主だった

②日本国内で工場を作り、国内で雇用していた

③基本的には正社員として採用し、一時的な労働力の不足を外注やアルバイトで対応していた

増産が奨励されていたため、取引先へのコストダウン要求が比較的緩やかだった

⑤農業等の産業でも、基本的に国内生産を主として成り立っていた

要するに、基本的には国内でお金が回っていて、大雑把に言えば「輸出-輸入」のお金が国内に蓄積されていた、という事が言えると思うのです。この20年位で成長して来た中国でも、同様の構図だったと思います。こういった企業運営が基本でしたので「投資が投資を呼ぶ」「旺盛な国内消費需要」といった言葉が生まれていました。

こうやって基本に立ち返って見てみると、今のアメリカや日本が抱えている大きな問題の原因が見えて来ると思うのです。今のアメリカや日本は、これと真逆を行っているのではないでしょうか?トランプ氏は、高度成長期の日本と同じような状況をアメリカ国内に作り出したい、と考えているのではないかと私は感じています。それは全くの正解だと思います。

アメリカや日本の経済がうまくいっていないという事を象徴しているのが、桁外れに積み上がった企業の内部留保(利益剰余金)です。日本の大企業には大量のお金があっても、それが回っていかない、要するに消費が喚起されない構造に陥っている訳です。

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トランプ氏は「世界的な日本の自動車会社は、こんなにお金を貯め込んでいるのに、まだ更に安い人件費を求めて消費国を空洞化させるつもりなのか?」と言いたいのではないでしょうか?海外に生産拠点を展開しているアメリカ企業に対しても同様です。

今の日米の大企業の行動は、マルクス経済学と呼ばれる分野の学者や活動家達が述べていた事と酷似しています。

①資本家は労働者から搾取する事で利益を上げている

②資本家と労働者の格差は更に広がっていく

蓄積せよ、蓄積せよ、それが資本家の合言葉だ

カール・マルクスは、著書「資本論」の中で、英国産業革命期の状況を念頭に置いて議論を展開しています。色んな国の状況についても述べていますが、日本については「分からない」と述べていたと私は記憶しています。

要するに、世界中の産業先進国が利潤追求を続けていたのに、日本だけは例外だったという事だと思われます。そこで私が連想するのは、日本人の美徳とする考えであり、国技としての横綱相撲です。

今回の稀勢の里関の優勝に対する日本人の喜びようを見ていて、単に日本出身というだけではないコトを感じるのです。

私達が見ても、外国出身力士と日本出身力士では、特に三役以上の取り組み方が全く違っています。簡単に言えば「勝負事は勝てばいい」という事と「強いものには品格が必要で、勝つだけでは尊敬されない」という事ではないかと思うのです。横綱審議委員会も、そういった部分があるから、稀勢の里関の横綱昇進を後押ししたいという気持ちがあるのではないでしょうか?

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格差社会に陥ってしまった日本国民も、これからのあるべき姿として横綱相撲の復活を望んでいるのかも知れません。日本中から最も尊敬されている横綱相撲力士代表の一人として69連勝を記録した大分県宇佐市出身の双葉山関がいます。私は現役の頃を見ている訳ではないのですが、張り手やけたぐり、かち上げ、立ち合いの変化等は決してやらず、必ず相手の攻めを受け留めて、それから攻めていったそうです。「後の先(ごのせん)」と言われ、相手が攻めて来た時には既にその先を読んで反撃していったそうです。これが横綱相撲と言われるものです。

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では、企業が目指すべき横綱相撲とは何かというと「資源循環型経済社会の構築」であり「地産地消」です。外国で安い人件費を活用して利潤を上げて内部留保を溜め込み、その国の人件費が上がって来たらもっと安い国を求めていく、という姿勢に、品格はありません。それは形を変えた現代の植民地主義であり、そこにあるのは「自分の儲け」追求だけではないでしょうか?

そうやって考えていくと、トランプ大統領の政策も、方向性は正しいと思うのです。「アメリカで売る製品はアメリカで作れ」というのは、全く正しいと思います。そういった事を色々と考えさせられた1月21日でした。

明日から27日まで、出張や業務の関係で、ブログは一旦休ませて頂きます。

名古屋感覚

2017年01月20日[更新]

明野東交差点にコメダ珈琲店が開店した事によって、大分に居ながらにして名古屋感覚とでも言えそうな不思議な体験が出来るようになりました。

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その象徴と言えるのが、今年の冬限定メニューとして登場したチョコノワールです。

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どういうものかと申しますと、デニッシュパンの上に、甘くて冷たい大量のソフトクリームと、酸味のあるイチゴが乗った、普通の感覚では「そんな組み合わせ、有り得ないだろ!」とでも言いたくなるようなものなんです。このごちゃ混ぜ感こそ、「あんかけスパ」を生み出した名古屋人にしか出来ない発想の様な気がします。そしてこれが、そのチョコノワールです。

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この丸いクッキー限定品だそうで、無くなったら三角のものに変わるとの事です。こういう所にも、限定品と言って、消費者心理をくすぐる工夫をしてる点、名古屋らしさが出てますよね。

しかしこれが食べてビックリ!!寒い冬にも関わらず、パンとソフトクリームとイチゴが合うんですよ!カロリーの高さを忘れてしまう位、一気に食べてしまいました。

そしてこのチョコノワールを食べてしまってから欲しくなるのが、苦めのコーヒーなんです。やっぱりコメダはコーヒー屋さんです。豆のサービスが付いてるのも、いかにも名古屋ですね。

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大分県で生まれ育った私は、どんなに転んでもこういう発想は出来ない気がします。驚かせつつも満足させ、最後は本業のコーヒーで締めるという、名古屋の学校で教育していなくても、こういったビジネス感覚が名古屋人には備わっているんでしょう。さすが、戦国の3大偉人(信長、秀吉、家康)を生み出した土地柄です。

しかし今でも私が理解出来ないのが、この遊び心です。

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以前、名古屋駅の地下にあるコメダ珈琲店内で、10人位の女子高生が上記のような不思議な容器に入ったカラフルな飲み物を、恥ずかしげもなく皆で飲んでたんですよ。あの時の光景は衝撃的で、大分県の女子高生では、そういった行動パターンは有り得ない気がします。

大分県の女子高生が、こんな容器で普通に飲んでる姿は見たくないような気もするし、そういう保守的な意識だから、大分県人は天下を取れないんでしょうかね。コメダ珈琲店は、明野に有りながら不思議な空間になって来つつあります。こうやって段々、名古屋人に染まっていくのかな?

下戸次モデルハウス

2017年01月19日[更新]

大分市内の下戸次(しもへつぎ)に、日本ハウジング㈱が古民家をリノベーションしたモデルハウスがあります。ここは、体験宿泊も出来る(日本ハウジング㈱のH/Pから予約出来ます)ようになってまして、新築やリノベーション工事を日本ハウジングやホームチームにご依頼頂ける方は、たいてい、ここを見学するか、体験宿泊をされています。

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内部は、こんな感じです。引戸の良さも、実感されると思います。

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今日も、リフォーム工事を予定されている方をご案内したのですが、私のどんな説明よりも、ここに来て心地良さを体感する事が最も納得出来るようです。

今日は昨日よりも暖かかったとは言え、やはり寒い一日でしたので、モデルハウスに足を一歩、踏み入れただけで「こんなに違うの!」と驚かれていました。理屈で説明したり、構造見学会を開催するよりも、はるかに説得力(納得力)があります。

ただ、一つだけ私が返答に困るのが「早く知ってたら、今までちょこちょこやって来たリフォームをやらずに、最初からこんな感じにやってもらえたのにね」という事です。この投げ掛けに対する適確な回答の言葉を、私は未だに見つけられずにいます。

「住まいにどれだけ、費用を掛けられるのか」といった現実的な問題もありますので、むしろ私の役割は「主たる居室や水廻り空間に絞って快適にすると、これ位の予算で生活上の不都合は感じなくなると思いますよ」という提案をさせて頂く事ではないかと考えています。

確かに、湿気問題に配慮した全面リノベーションをしたら、複数世代に渡って安心して快適に生活出来る住まいが実現出来ますので、それが一番いいんでしょうけどね。今日も帰り際「ここにいると気持ちいいので、帰りたくなくなるね」とのお言葉を頂けました。私としては、広告宣伝費を使わずに、少しでも多くの方にこういった健康的で理想的な住まいを広めていく事に努めないといけないなと、改めて感じました。

つるや

2017年01月18日[更新]

ホームチームのモデルハウス近くに、美味しい和菓子屋兼パン屋さんがあるんです。大分市内に長く住んでる方はご存知の方が多いでしょうが、甘酒饅頭で有名な『つるや』さんです。大分市内の錦町にある、こういう建物のお店です。

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これが、名物甘酒饅頭のコーナーです。

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元々、錦町にお店があったそうですが、人気が出ると共に街中の中央町に移転したところ「つるやさんは錦町にないと・・・」という馴染み客の声に後押しされて、今の錦町へ戻って来たそうです。

和菓子屋さんですから、季節に応じておはぎ桜餅も販売されています。

甘酒饅頭については私が語るまでもないのですが、実はこのお店、天然酵母パンもやってて、これがホントに美味しいんですよ。

特に食パンが人気の様で、希望の厚みに切ってくれますし、焼き上がったらあっという間に売り切れてしまいます。それ以外のパンも美味しいんですが、私がおやつ代わりにしてるのがメロンパン(150円)です。

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実は私、隠れたメロンパンマニアなんですが、ここのメロンパンを最も利用させて頂いてます。皆さんも是非、食べてみられて下さい。メロンパンも早く売り切れてしまいますが、どのパンも美味しいので、19時の閉店間際に残っているものでも十分、美味しく頂けます。木曜が定休日ですので、ご注意下さい。

過当競争からの脱却

2017年01月17日[更新]

日本中のどこに行っても吉野家の看板は目に付きますが、私自身は長い間、利用していませんでした。理由は「牛丼が1杯280円になって、どう考えても過当競争に陥っているとしか思えなかった」からです。しかも24時間営業でしたので、安いと言っても利用し続ける事に罪悪感を覚えていたからです。お店で働いている人達は決して幸せではなかったはずです。

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しかしちょうど今、リフォーム工事を検討させて頂いているお客様宅の近くにたまたまお店があって、このポスターに惹かれて入店してみました。

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牛すき鍋膳で650円は安いので、少しグレードアップして750円の大盛りにしました。決して、大食いしたかったからではありませんよ。(言い訳じみてますが・・・)

卵も丸く盛り上がってますし、これなら十分いけるなと思いました。

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メニュー表を見てみると、定番の牛丼並盛も380円に戻ってます。

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そして何より、私が嬉しく思ったのは、24時間営業を止めていた事です。

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吉野家さんは、牛丼業界ではトップシェアの会社だと思いますので、自分から安値競争や深夜営業を仕掛ける必要はなかった訳で、出来れば、いくら他社が競争を仕掛けて来ても、価格据え置き且つ高付加価値路線を貫いてほしかったと思います。あえて競争する必要はありませんでした。それが、業界全体のためになる経営判断です。

業界トップの会社が競争を仕掛けていくと業界全体が沈んでいくし、値段を元に戻すのは至難の業です。一度、安売りイメージが付いてしまうと、リカバリーは相当に難しいでしょうが、庶民にとっても牛丼チェーンは無くてはならないものになってますので、吉野家さんには適正競争を続けて頂きたいと思います。

そのためにも、経営者自身が「自分だけが儲けよう」というのではなく「消費者のために、業界全体を維持・定着させ、皆に愛され長く存続し続けられるようにしていこう」という考え方になったら、同じ愚を繰り返さないのではないでしょうか?吉野家さんのこれからの発展を見守っていきたいと思います。