リフォームやリノベーション工事の際に、耐震・断熱といった住宅の基本性能を高める事を目的に行われるケースが多いのですが、住宅を長く持たせる上でもっと重要な事があります。それは『水捌け』です。
一つの事例ですが、水捌けが悪い状態が長く続いていると、住宅を支えている木材は、ひどい場合には下の写真のようになっていまいます。
こうなってしまうと、建物を支える事が出来ませんので、小さな地震が来ただけで倒壊してしまう可能性があります。という事で、弊社がリフォーム・リノベーション工事をする際には、水捌けのチェックを入念に行い、必要な改善策をプランに織り込むようにしています。そして今回、水捌け工事を行って雨の日にチェックした結果が出ましたので、情報アップさせて頂きます。
上記写真の柱が腐った状態になっていたお宅ですが、工事前は、少し雨が降っただけでも下の写真の通り、海のようになっていました。
上記と同じ場所が、工事後には、大雨が降った直後、このようになりました。
いかがですか?水は全く溜まっておらず、綺麗に排水されています。
外構工事はまだ進行中なのですが、家にとって最も大切な条件になる水捌け問題が解決されていますので、安心して工事を進める事が出来ます。
住まいを長持ちさせるためには、木造住宅が優れているのですが、そのために必要な前提条件になるのが、良好な水捌けです。木材が腐ってしまっては、強度を維持出来ない事は明らかです。
住まい作りの際に、あまり重要視される事が無いのですが、弊社は水捌けを最重要事項に位置付けて工事を行っています。
今日の水捌けをご覧になった施主様も、大変喜ばれ、安心されてました。この考え方を更に普及させていきたいと思います。